加代子のつぶやき

毎日の生活で思うこと

きけんな”うそ”

2007-08-22 16:22:30 | Weblog

 きょう、静岡県御殿場で6年前におきた暴行未遂事件で、冤罪を主張していた元少年4人にたいして、懲役1年6ヶ月の実刑判決が出ました。たまたま、今朝、テレ朝でこの事件のあらましをやっていたので、興味深くみていたのですが、証拠は自白だけのようです。これも取り調べ室で執拗に、強制的に自白をさせたということでしたが、わたしはこの手の告訴にはうそがないだろうとこれまで思っていました。というのは女性が暴行事件を告訴をするということは、自分のプライバシーをさらけださなければならないと考えていたからです。だからこれまで泣き寝入りする人が多く、なかなか告訴に踏み切ることができなかったのです。しかし、最近は泣き寝入りしないで、告訴をする人も増えて、警察の対応も、「あんたにもすきがあったのではないか」と言った、被害者を再び傷つけるような言動はしない方向で、女性の人権がまもられるように、ようやくなって来たのではないかと思っていたら・・・

 きょうのテレ朝の報道では、一審で、少年達が事件当日のアリバイを必死で集めて証拠としてだしたら、裁判当日に、被害者が事件日を1週間間違えていたということを言って、裁判のやり直しになったらしいのです。まあ、こわい思いをしたことで、記憶があいまいになって、その日がいつだったか覚えていない・・・ということは確かにあることですから、事件の日を、裁判の当日まで勘違いしていた・・ということもない話ではないかもしれませんが・・・だからもっと情報がないとなんとも言えないのですが、

 どちらかがうそをついていますよね・・・。
        

   朝青龍問題も、最初のけがの診断書がうそだったか、そうでなかったか。
 いろいろごちゃごちゃ言っていますが、わたしは、その最初の"うそ"をきちんとしないとおかしいと思っています。6週間の治療を要する怪我だったんだから、今こうしている間も、怪我が悪化しているんじゃないの。うそでなかったら・・。

 うそは危険です。どんどん、人をまきこんでいきます。

 そんなとき、8月6日に広島に行った友人が、おみやげに冊子をくれました。立命館大学の安藤育郎先生の「こんどの騙しはてごわいぞ」という、メッセージです。
  これがいい!!

  わたしたちがいかにしてだまされていくか、ホント、国はいかにしてわたしたちをだまそうとしているか、だれのためにそんなことをしようとしているか・・。
  この本をぜひ多くの人に読んでほしいので流布に努めようと友人ときめました。
    平和は、憲法を守る→憲法で守るにしましょう! という提言もいいなあ。
 

  満州事変も 国民には”うそ”をついた日本ですからね。戦時中もずっと”うそ”をついていた国日本。いまもそうか・・・
              見破るちからが、市民力ってものですね。