急に涼しくなりました。お盆と一緒に夏は過ぎ去ってしまったのでしょうか・・。
きょうの魁新聞に、語られなかった悲劇3として、男鹿市脇本の延命寺に「母子地蔵」を建立した、山内さんのお話が載っていました。
この方はたぶん、私たち家族がお世話になっていた、おなじの山内さんの近いご親戚の方だとおもいますが、うちの近所の山内さんは、満州でこどもを亡くしたと涙ながらに語っていたことを、うっすらした記憶の中で思い出しました。命からがら、ようやく日本に帰ってきたとも話していたように思います。してみればこの「母子地蔵」は、”かっちゃ”(わたしたちは山内さんのおばさんをそう呼んでいました)の姿でもあるわけです。
去年、延命寺に行ったときには気がつきませんでしたが、今度は、手を合わせてきたいと思っています。
国策で満州に行く事を勧めていながら、その昔、日本の軍隊はその人たちを守ることはできませんでした。今でも、「誰かが攻めてきたら、軍隊がなければ国を守れないとか、国民を誰が守るのか」と言った意見を聞くことがありますが、沖縄戦しかり、満州しかり、軍隊が国民を守ってなどくれなかったことは、歴史が証明しています。
守る・・・というのは言葉のひとり歩きです。
今の防衛省の役人人事の問題をみていても、こういう人たちに軍隊の指揮を任せてもいいものでしょうか・・。 小池大臣は、環境大臣の時に、軍隊が環境に対して悪いことを言っていましたので、その視点から、軍隊を見直してみたらいいと思いますが、その時の発言などもう忘れているでしょうね・・。