多くの企業が年度末となる3月に入り、ほぼ確かな業績見込みの情報も伝わってきはじめた。円安、燃料安もあり、おおむね好業績の明るい情報が多いようだ。日経平均株価も19,000円台の一歩手前まで上昇して足踏みしていて、さらに上値を窺う展開になっている。
政府の賃上げ誘導発言を受けて春季の賃金改定交渉は昨年を上回る金額という予想も出ている。好業績の自動車産業などでは6,000円のベアの要求に対してどれくらいで妥結するのか。それを受けて中小企業でどれだけの賃上げになるのか。デフレ脱却も確かな足取りで進んでいるように思える。