風になれ

大自然のふところで山歩きを楽しむ生活。
いつの日にか、森にそよぐ風になれたら・・

認知症と二人で向き合う

2015-03-11 | 健康


 今朝、居間に下りたら室温は2℃。久しぶりに寒い朝を迎えた。
 昨夜、寝る前にばあちゃんが自分の部屋のエアコンを切っておくれ、と言い出した。そんなにしてくれなくてもいい、と。
 ずっと苦労して生き抜いてきた人だから、遠慮深くて、エアコンのかけっぱなしはぜいたくすぎると考えているようだ。
 でもこの冬の寒さはお年寄りにはこたえるだろうと思って、ばあちゃんの部屋のエアコンだけはかけっぱなしにしている。せめて今月いっぱいはばあちゃんの部屋だけ温かく温度を一定にしておきたいので、ばあちゃんのリクエストには応えない。昨晩もエアコンのスイッチは入れたままにして寝た。エアコンのリモコンもばあちゃんには手渡さず、僕が密かに隠したままだ。
 そしたら今朝はこの寒さだ。エアコンを切らなくて本当によかったと思った。

 ばあちゃんはアルツハイマー型認知症だけど、まだまだ頭がしっかりしていると感じるときもあれば、えっと驚くほどボケを感じるときもある。現在、認知症は65歳以上の10人に1人、85歳以上の何と4人に1人の人が認知症が発症しているといわれている。ばあちゃんは89歳だから、無理もないとあきらめて、ばあちゃんと二人で病気と向き合い、認知症とうまく付き合っていくほかなさそうだ。