今年のUTMFが昨日スタートとなったが、大雨警報のためわずか40数キロに短縮された。遠く海外から、日本全国津々浦々から、大枚をはたいて参戦したトレイルランナーは、さぞつらい思いをしたことだろう。その後の大会本部のアナウンスで、40数キロを完走したランナーだけ、スタート地点の180度反対側から本日正午スタートとなるSTYに参加できるという。目いっぱい40数キロ走ったランナーは体力、気力とも余力は残されていないものと思われるが、ひまだけはあるのだろうから参戦の意欲はある者も多いと思われる。それにしても、同本部のアナウンスが少し冷たい。「STYスタート地点には自力で行ってください。」とのこと。マイカーを駐車させていたランナーはいいとしても、公共交通機関を利用してきたランナーはどうして反対側に向かえというのか。御殿場まではバスを乗り継いで、そこからタクシーか。それともマイカーランナーに同乗の懇願をしていくことになるのか。もう、走った後にこのアナウンスを聞いたランナーたちは大混乱だろう。そして、対応に追われる大会関係者もご愁傷様としかいえない。
それにしても、9月になってからの日本列島の天気。秋雨前線と台風によりまともに晴れた日はないのではなかろうか。幸いわが沖縄からの富士山講一行は、何とか雨にやられず日本最高峰に足跡を残すことができたが、雲のせいで偉大な山容とご来光は望めなかった。しかし、雨にやられずに行ってこられただけで良しとしなければならないだろう。神仏に感謝するしかない。
で、我輩だが、死ぬるまでFUJIにかかわって行きたいと思う念がまたまた再興し、もう来年の登山コースを考えている。北の精進湖から精進口を登って御中道から大沢崩れ、御庭などをめぐって登頂するなんてのがいいし、まだまだ船津口、村山口なんて魅力的な登山口も残されている、UTMFは、もう無理としてもSTYにも参戦したいし、まだまだ富士五湖周囲の山塊なんか、歩いてみたい道はある。南アルプスからの富士の絵もいっぱい切り取りたい。「たかがFUJI、されどFUJI。死ぬるまでFUJI。」
先週1週間の思い出に・・・・・
2900m富士山東洋館前は雲とお友達
深田久弥先生が最後に眺めたであろう茅が岳の稜線から乾徳山、大菩薩方面の風景。
そこから5分登ると
先生終焉の地。やっと積年のつかえが取れた。アンパンを一緒に食べて合掌。
翌日は、土砂降りにつき黒戸尾根は断念して、日向山に、頂上で雲が切れ思わずの展望に、まさに
「百の喜びあり。」
皇太子さまも登った尾根なのだから、いけないことはないだろう。もっと日が長い来年6月ころに日帰りを計画しよう。また。
しばらくぶりに、東北に帰ってきた。懐かしいブナの森。
被災地も回ってきた。5年たっても遅々として復興は進んでいないようだった。
旅の最後は、大好きな乳頭温泉郷の山。