八日、泉ヶ岳を歩く。山頂付近がうっすらと雪化粧しているのを確認。山道も標高900mあたりから倒木や苔むした石の上に前夜の雪が解けずに残っていた。
標高1000付近から細かな足の速い雪が降りだしてきたので、山頂とキノコハントをあきらめて標高500近辺の山ろくで時間を費やす。
この日の目当ては、晩秋にはえるという「シモフリシメジ」であったが、とうとう出会えないで雪の季節を迎えた。もうそろそろ、キノコの季節も終わろうとしているが、今期は様々な初顔のキノコたちに出会えたので内心満足している。家の狭い冷凍庫はストックされたキノコたちたちでいっぱいなので、そろそろ採取活動は終えたいが、この「シモフリシメジ」と正月まで見られるという「エノキタケ」にターゲットをしぼり、年末を過ごしたい。
ただし、来週は「JR東日本大人の休日パス5日間」を購入していて当地を留守にするので、動けるのは、今月半ば以降になり、シモフリはもう終わっているのかもしれない。季節の短さと足並みをそろえるようにキノコたちの地上への出現は短いとつくづく感じる。なにやらセミの一生と通じる。
だが、ひと冬超すと、またスプリングエフェメラルたちが、「今度はワイらの出番だ」とでもいうかの如く、地上に顔を出すのだ。なんだか、季節のサイクルがドンドン早く感じるな。
暗いがあたたかな地中で植物たちと菌糸たちはどのような会話をしているのだろうか。(セミさんの幼虫も交じっていたりして。)
富士山や北アルプスをはじめとする中部山岳はひと月遅れでやっと冠雪したとの報道。
来週は新幹線や在来線を効率的に組み合わせて、まだ少し残っている紅葉エリアにに身を置きながら、新雪の山々の展望の旅と贅沢をしたい。お天気が良ければ、まだ稼働しているロープウェイ活用も考えながら・・・・
数年前までは発想だにしなかった手法での高所訪問となろうか。確実に老いは進行している。
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