この秋は、大事な秋にお出かけタイムの大半をドジャースのポストシーズンに奪われたといって過言ではないだろう。というよりも、あの暑い夏の盛りから9月のにかけても、連日ドジャースの放送は午前9時ないし11時スタートだったから、外出ままならず、すっかりテレビっ子(いやジジィ)になり果てていた。
昼のテレビで、志らく師匠も言っていたが「もう、日本野球なんてどうでもよくてドジャースを応援していた」が本音。だって、NHKBSが必ずドジャースの大谷の放送をやってくれるから、必然、野球といえば大谷ドジャースばかり応援したくなっている。この環境のせいで、否が応でも日本人の大半が、それも家で朝からテレビを見られる環境にいる無職の年金生活者の大半は、「野球といえばMLBのドジャースを応援していれば、いい気分させてくれる」状態になるので、家の高齢者は今年はすっかりドジャースファンになったのではないだろうか。
選手一人ひとりの名前と顔を覚えたし、アメリカ、ドミニカ共和国、プエルトリコ、キューバ、カナダ、日本、国籍も肌の色も関係なく選手たちと一体となることができた。人種差別も、国力の違いも無関係に、今はセレブの仲間で、あごひげやタトゥーに変身したむさい青年たちの、かつて純粋無垢な野球少年だったころのまなざしを想像しながら、一人一人を応援していた。
この間、オリンピックやWBCなど、いつも日本選手ばかり、「君が代」ばかり応援していた自分とは異なる自分が存在することに初めて気づいた。(まあ、大谷という日本人がいるからなのではあるが・・)
あすからワールドシリーズが始まる金曜までやっとつかの間の静かな日常が戻ってくる。つかの間の秋の日々、山に出かけよう。市内の樹々もようやく色づきはじめた。キノコの新しい仲間たちも紅葉の下で地上からかわいい顔をのぞかせて待っているかも・・
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