急ぎ足だが、さまざまなYoutuberのお世話になっての二本三百名山未踏峰空想(共有)登山の旅は、なんだか楽しくなってきた。あたかも自分で登ったような気にもなっていて、ヤマケイ新年号付録の地図帳に歩いた道を動画の登山者の歩きに合わせ、緑の蛍光ペンでマーキングしている。ますます老いてボケ始めると、「あそこは登ったよ」と平気で虚言を発するようになるのではと、少し怖くなる。
しかしながら、空想(共有)登山を進めていくうちに、由布岳や英彦山はぜひ、「生きているうちに」登りたいな、と思ってきた。そんな現実を求める山は、この先まだまだ増えるのかもしれない。背振山の動画で、あと二年で傘寿となるおじさんは、まだ元気にスキーをすべていた。力をいただいて、まだまだ元気を続けよう。
今日の大晦日、九州の残る二山を登って区切りをつける。新年から、四国の山々に移動しよう。
今年は、新年早々能登の大地震や羽田での航空機衝突に始まって、数えきれないほど世界中異常気象による大災害も続き、あちこちの戦火も絶えず、アゼルバイジャンや韓国の航空機事故で終わろうとしている。いったい何人のヒトビトが犠牲となり家を追われたことか。まこと「神も仏もいないのか」と言いたくもなり、神々に「祈ること」がむなしくもなる。
そんなことで、「新年がいい年になる」ことは、何も期待しないことにするが、でもでも、ただただ「ああ自然は美しいな、あの山を歩いてみたいな」という気持ちだけは永らえていこう。それだけが救いとなろう。
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
背振山(せぶりさん・1055m・日本三百名山№293)
福岡と佐賀の県境に修験で栄えた背振山地の最高峰だが、頂上に自衛隊の巨大なレーダー基地があり、撮影も制限され興ざめである。また、山頂まで10分の所なにもで行けるのもちょっと。矢筈峠付近に気象台のレーダーもあるが、そこからの展望はよさそうである。九州の三百名山では一番地味化も。
「オールドボーイのレッツ&トライ」さん提供 1月の山頂付近でのスキー
いやいや、あと2年で80歳になられる元気印のおじさま。力いただくよ!九州の雪が新鮮だ、
かぜねこ三百名山未踏峰・空想(共有)登山
英彦山(ひこさん・1199m・日本二百名山№193)
大分・福岡の県境にあるが、山頂付近は県境の線が引かれていないという不思議な山である。日本三大修験道(羽黒山・大峰山・英彦山)に数えられる神さびの山。九州の心残りは由布岳だが、この英彦山も登っておかねばならないような霊験あらたかな山である。古さびた石段と杉木立に囲まれた表参道からゆっくりと登りたい。
福岡観光さんから拝借
[YAMAP」さん提供 「英彦山巡礼路」
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