■【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】 コンサルタント・士業の売り込み 事業計画策定が経営を見つめ直す機会に熱心な木更津商工会議所 3510-4a22
経営コンサルタントを半世紀にわたってやってきた経験から、すこしでも皆様のご参考になればとお届けしています。
【成功企業・元気な会社・頑張っている社長】は、皆様から寄せられたり、私が支援したり、見聞したりした企業の事例を紹介していますが、お陰様で、毎回拍手をいただいています。
また、あなたのクライアント・顧問先やお知り合いの会社で、ここで紹介したい企業・団体等がありましたら、是非ご連絡ください。
■ 事業計画策定が経営を見つめ直す機会に:木更津商工会議所 3510-4a22
起業や創業を考えている人たちを支援しようと、「創業支援セミナー」が全国各地でさかんに開催されている。「ビジネスのアイデアはあるけれど、実現の方法が分からない」。そんな人を対象に創業の基礎から資金調達や販路開拓など事業必要なことを教えてくれる。数日にわたるセミナーを受けることで、さまざまな創業支援を受けられる制度もある。
*
そんな創業セミナーの必須項目となっているのが「事業計画(ビジネスプラン)」の作成だ。起業のイメージを事業計画に落とし込むことで、より具体的なものに近づける。収益化に向けて、しっかりとした計画が立てられれば、創業資金の獲得にもつながり、成功の近道になる。事業を行うための「はじめの一歩」でもあり、「土台」でもある。
*
そんな創業者向けの取り組みをみていると、すでに長く事業を展開している事業者は、さぞかし立派な事業計画を立てているのだろうと想像するが、そんなことはないのが現実だ。千葉県の木更津商工会議所経営指導員の担当係長は「事業計画を持っている事業者はおそらく2割くらいではないか。小規模事業者になると、そこまでいかないかもしれない」と、自らの経験を踏まえ、そんな見方をした。そんなことでは基礎を学んだ起業家たちに既存の事業者が追い抜かれてしまうのではないかと心配になってしまう。
*
「資金繰りを改善したい」「会社を少しでもよくしたい」。木更津商工会議所には、そんな切実な悩みを抱えた地域の事業者が相談に訪れる。所長をはじめ5人の経営指導員がそれぞれ経営者に寄り添いながらサポート。事業計画を作成した経験のない事業者に作成を促すツールとして「経営力向上計画」を活用し、大きな成果を上げている。経営力向上計画の認定を受けるのに必要な項目は事業計画そのもの。コンパクトにまとめられ、事業者が取り組みやすいフォーマットになっている。
*
自社の事業概要や自社製品・サービスの顧客・市場動向、売上高・営業利益の増加率や労働生産性の算出…。「経営力向上計画の作成することで、自社の現状に向き合い、自身の経営を見つめ直すきっかけになる。認定をきっかけに経営の意識が変わった事業者も少なくない」と法定経営指導員の遠藤係長は評価する。経験の浅い経営指導員の基礎的な支援スキルの習得にもつながっているそうだ。
*
木更津商工会議所では5年間で約100件の経営力向上計画の申請を支援。関東経産局管内の支援機関の中でも傑出した数字だ。全国の支援機関でもこうした取り組みは注目されており、経営力向上計画を活用した経営支援が全国的に広がることも期待される。
*
【 コメント 】
商工会議所は、日本全国にあり、コンサルタント・士業の先生方の多くが、講師を務めたりした経験がおありでしょう。
出典: e-中小企業ネットマガジン掲載承認規定に基づき作成