9月27日【Game135/54-81-0】
オリックス・バファローズ 2-3 北海道日本ハムファイターズ
【勝】増井(5勝1敗24S)【S】鍵谷(2勝3敗1S)【負】比嘉(0勝1敗0S)
【本】(日)横尾 6号ソロ(9回・平野)、大田 12号ソロ(11回・比嘉)
(オ)ロメロ 26号ソロ(6回・斎藤佑樹)
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久々の先発登板となった斎藤佑樹(佑ちゃん)は、進退をかける重要な登板と
なりました。
ファームの試合では、なかなか結果がでない登板が続いていましたが、失点は
味方のエラーが多いなかでの、大量失点の試合が続いていたので、本番での2
失点は上出来ではなかったかと思います。
もしも今日打たれていたなら、来季の残留も微妙だと内心ヒヤヒヤで見ていた
のですが最初の失点は、本人のバント処理でのエラー絡みですから仕方がなく、
2点目はホームランですから、低めで打たせて取る投球はベンチとしては合格点
を付けたのではないでしょうか。
今季2勝目は逃しましたが、斎藤佑樹選手自身は「出来ることはやりきった」と
いう満足感は得られたと思います。
試合は9回表に2死から、横尾選手の起死回生の同点ホーマーが飛び出し、延長
戦になだれ込み、太田泰示選手の決勝ホームランで決着がつきましたが、3番
大谷選手のアクシデントと中田選手の不発が無ければ、延長戦になる前に勝って
いた試合だったのでは................。
〈いま最も期待が出来るのは~おにぎり砲~横尾選手です〉
いつもはレフトスタンドへのHRですが、この日は相手守護神平野からのライト
スタンドへの特急便でした。
この同点弾がなければ、10時までの放送枠を使っていた地元TV局もきっと困った
と思います。
私の予想も「横尾は打つよ!」と宣言後の一打だっただけに、言った本人も驚き
の同点打でした。来季が楽しみになって来ました(笑)
〈連夜の決勝打を放った大田泰示選手〉
いやはや....延長11回表での大田泰示選手のホームランは予想外でしたね。
前夜に続いての決勝打は、大田選手の存在感を十分に知らしめてくれました。
中田、レアードが「行ったぁ~」と思う打球が失速をして、モヤモヤ気分の一日
でしたが、意味ある一発は今年度100安打目となる記念すべき一発でした。
巨人時代は8年間で100安打ですから、日ハムに来て花が開いた本人も嬉しい
一夜だったでしょうね。
来季も怪我さえなければ、上に定着をして活躍をしてくれるでしょう。
気になるのは大谷選手の途中交代です。
痛めていた左太腿裏の変調とのことですから、もしかしたら来季のメジャー挑戦
には、黄色信号が点滅をするかも知れません。
振り返ればチームはBクラスは必死というチーム状況のなかで、無理をして二刀流
の許可を出し、メジャー球団へのアピールをしたのであれば、球団への非難の誹り
は免れないでしょう。
前回、このブログで書きましたが、大谷選手は手足の怪我をしやすい名前であり、
一歩間違えたなら選手生命にも関わる可能性もあるので、再度精密検査を受けて
オフには完治をさせることが大切でしょうね。
あくまでも素人考えですが、肉離れの癖がある選手は、メジャーに行っても十分に
活躍は出来ないと思うのですが。
今季の怪我があった所為もありますが、二刀流の難しさを感じます。
9月26日【Game134/53-81-0】
オリックス・バファローズ 2-6 北海道日本ハムファイターズ
【勝】公文(3勝0敗0S)【負】ヘルメン(2勝1敗3S)
【本】T-岡田 29号2ラン(6回・石川直)
先発の石川直投手、石井一選手、勝ち越し打を放った大田選手と8回裏にオリ
打線を10年連続50試合登板を果たした宮西投手と話題満載の試合でした。
先発の石川直投手は5回終了時でオリ打線を無失点に抑え、プロ初勝利目前と
迫りましたが、残念なことに6回無死で代打小島にライト前に運ばれ、次打者
T岡田に低めカーブをバックスクリーンへ特大の同点打を打たれ、初勝利の夢は
潰えてしまいました。
失投とは言えない一投だっただけに、打った岡田を褒めるべきかも知れません。
残念至極の一球でしたが、まだ石川投手は高卒3年目のルーキーに等しい投手
ですから、もしも残り試合でチャンスが巡って来たなら、次戦は初勝利の可能性
は間違いなくあるでしょう。
好投をしながらも、とても勿体ない6回裏の悪夢でした。
残り10試合となった大谷翔平選手は、どうやら今季で日ハムを退団しMBL挑戦
が決ったようですが、この日も5回、9回とヒットを放ち、最後まで手抜きを
しないバッテングで有終の美を飾りそうです。
3回には石井、西川がヒットで出塁し、それを松本剛がバントで送った後には
大谷がしっかりと犠打を放ち先制点をもぎ取ります。
タラレバないですが、ここでヒットが出ていたなら、大量得点の可能性もあり
先発投手の石川も楽に投げることが出来たでしょう。
1死2,3塁での得点が1点のみは、大谷にとっても打ち損ねでしたから、これ
も勿体ない3回の攻撃でした。
同点に追いつかれた後の7回表には、相手投手は6回に3人目のヘルメンに繋ぎ
ますが、この投球前の摩訶不思議なポーズは......ユニークですね。
〈写真はこの試合のものではありません〉
ただこの投手はコントロールには難があるようなので、来季はオリに残っている
かどうかは分かりませんが、打ちにくい中継ぎ投手だと思います。
先頭打者の大谷、中田と倒れますが、レアードは四球で出塁をし6番横尾はレフト
3階席に特大の大ファールを放ちます。
一体どれくらい飛んだのか気になるところですが、彼のパワーは大谷に勝るとも
劣らないものがありますね。
その横尾が外角低めのスライダーを、ライトに運び2死1,3塁でこの日決勝打を
放つ大田が登場するのですが、三遊間に放った一打は決して快打とは言えない一打
でした。
ショートの宗選手がベテランであったなら、タイムリーにはならなかったかも知れ
ません。足で稼いだタイムリーヒットだったと思います。
何はともあれヒットはヒットですから、打った大田選手を褒めたいと思います。
この日のヒーローは10年連続で50試合登板を果たし、8回を無失点に抑えた宮西
投手でしたが、彼の偉業は暫く塗り替えられることは無いでしょう。
10年連続というのが凄いことです。
ある種鉄腕ともいえる宮西投手ですが、今年は余り調子が良いとは言えないなか、
頑張っていますね。
これからも日ハム投手陣の大黒柱として頑張ってくれるでしょう。
試合ごには、宮西投手がヒーローインタビューを受けましたが、この試合では隠
れたヒーローがもう一人いました。
中島卓が怪我で鎌ヶ谷に行ったあと、先日新人として100試合出場を決めた石井一
選手です。
一時は疲れが原因なのか打撃不振に陥り、鎌ヶ谷行を経験した石井選手でしたが
返ってきてスタメン出場をするたびに、エラーも少なく打撃ではしっかりと9番
の役目を果たしています。
この日は、3回には2点目となるレフト前へのタイムリーを放つと終わってみれば
5打数4安打の大活躍でした。
ますます中島卓選手が帰って来ても、居場所がなくなりそうな新人の活躍ですが
来季のショートの定位置争いは熾烈でしょうね。
日ハムの内外野とも若手が伸びてきているだけに、1塁、2塁、遊撃争いは大変な
ことになるでしょう。
このような活発な打線に、来季はドラフトでの有望新人も加入するわけですから、
たとえ大谷翔平と中田翔が抜けても、大きな戦力ダウンにはならないと思うのですが。