髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

菊地絵理香選手 2020東京五輪出場決定

2019-04-01 14:12:14 | 女子プロゴルファー




IOCの広報によると、2020東京オリンピックのゴルフ競技にIOC特別推薦枠を設け、男女各2名を推薦することを発表しました。
競技に対する真摯な姿勢はもちろん、競技以外の場に於いても他の模範になる選手が対象になり、その第1合に菊地絵理香選手が選ばれました
IOCからの正式オファーを断らなければ東京五輪への出場が決定します。


IOC(国際オリンピック委員会)は31日、スイス・ローザンヌで緊急記者会見を行い、2020東京オリンピックゴルフ競技に日本の「菊地絵理香選手」の出場が決定したことを発表しました。

今回の出場は、通常の国代表や開催国特別枠とは別にゴルフ競技の普及・発展のためにIOCが特別に設けた「IOC特別枠」の出場になります。

IOC特別枠には男女それぞれ2名ずつが予定されており、菊地選手は第1号になります。

IOC広報によると、特別枠推薦の条件は、

 ①競技に対して真摯に取り組み、他の模範になり得る人物であること

 ②競技を離れた場に於いても、多くの人に愛され尊敬される人物であること

 ③ビジュアルに優れていること

 ④絵のように、少年少女に好かれ、その手本・目標になっていること

 ⑤理を悟り、日々理に背かない生き方を実践していること

 ⑥香るように、まわりを平穏な空気で包み込む要素を持っていること

スポークスマンによれば、菊地選手は上記の条件をすべて満たしており選考に当たっては満場一致で決定したとのことです。

残りの3選手に関してはまだ未定で順次決定していくそうです。


IOCでは4月上旬までには本人に直接正式にオファーを出す予定で、菊地選手が断らなければ東京オリンピックへの出場が正式に決定します。

31日「アクサレディス」ラウンド終了後、記者にこのことを聞かれた菊地選手は「うそ~っ!、ホントですか?なんで私が?今日は4月1日じゃないですよね?」と、俄には信じられない様子でしたが、最後には「本当なら嬉しいです、責任重大ですが選ばれた以上恥ずかしくないプレイをします。 

どうするかは、まわりの人、応援してくれる方、親衛隊の方たちと相談して決めます」と力強く、そして自分にも言い聞かせるように話してくれました。

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道産子ゴルファーを日頃から応援をしているプーさんとしては、大変うれしい記事でした。

高校はゴルフの名門・東北高校に進学。1学年上には原江里菜選手、有村智恵選手がいましたが、プロ入り後はなかなか勝てない日々が続き一時はプロゴルファーを諦めかけたこともあったと聞いています。

しかし、一念発起してオフの冬場には故郷の苫小牧に帰り「雪かき」で体力を養い、プロ8年目にしてようやく15年の『KKTバンテリンレディス』で優勝を果たします。
いつも笑顔で明るいキャラに見えますが芯は強い苦労人ですから、今回の朗報は素直に受けてメダル獲得を目指して欲しいですね。


LPGA ◇米国女子◇KIAクラシック  畑岡奈紗が逆転で今季初優勝

2019-04-01 11:07:16 | LPGA女子ゴルフ

LPGA米国 キア・クラシック最終日アビアラGC(カリフォルニア)

畑岡奈紗が逆転で通算3勝目 初めて4日間大会を制す


〈PhotoはALBA様借用〉

昨日のBlogでも最後にチラッと書きましたが、畑岡奈紗ちゃんが優勝をしてしまいました。またもや海外からも国内ツアーでの河本結選手に続いて”黄金世代”の活躍の朗報ですね。
LPGA米国女子での日本人3勝目は、野村敏京選手に続いて5人目です。

キア・クラシックの最終日は、3日目首位の強敵パク・インビ選手とは一打差2位で最終組のスタートとなった畑岡選手でしたが、前日の好調さを維持しスタートホールの1番でバーディを奪うと、3番・5番でも再びバーディを奪って波に乗りました。

その後も危なげないゴルフでアウトを終わった時点では、パット不調のパク・インビを置き去りにして、この時点で競い合う相手はアウトを3アンダーでまわった、スワンナプーラ選手(タイ)に変わっていましたが、畑岡選手はイン10番でもバーディを奪い17アンダーとして首位を突っ走ります。
優勝候補の一番手のパク・インビ選手と飛ばし屋のパク・ソンヒョン選手が、アウトでもたついたのは意外でした。


その後も堅実なゴルフは変わらず、下からは交互に強豪選手が浮かび上がると消える激しい展開となりますが、15番でバーディをとり18アンダーとした時点で優勝が見えてきました。
〈15番バーデイでガッツポーズの畑岡選手〉


続く16番ミドルはティーGを前に出しての270Yのホールでしたから、ほとんどのプレーヤーはバーデイまたはイーグルで通過をしていましたから、ここで19アンダーとしたなら畑岡選手の優勝はほぼ決まり。

しかし、やはりゴルフは何があるか分からないスポーツですね。

ハイブリッドで打った打球は、珍しくドロー回転となり、グリーンを転がって池ポチャという予想外のホールとなってしまいました。
10分程度のウエイティングで体が硬くなったせいでしょうか、ショット好調だった畑岡選手には珍しいミスでこのホールはボギーとします。

この時点では15番と16番で連続バーディを奪い、17番ではチップインイーグルのコ・ジンヨンが一打差に迫っていたのですから、TV解説陣もザワつくのは当然です。

しかし、そんなTV観戦者の心配もよそに17番(パー5)ではピンにからめてバウンスバック。追い詰められてのスーパーショットが出るのですから、彼女は昨年に増してメンタル面での強さが備わっています。

結果はこの日も67の5アンダーでホールアウトをして、2位に3打差をつける完勝でしたが、昨年の活躍が糧となって、ますます技にも磨きがかかり強さを見せる彼女には悲願のメジャー獲得がいよいよ夢ではなくなったと感じました。

優勝のパーパットを決めてホールアウトをした畑岡選手には、母の博美さんともう一人の日本人ギャラリーからのウォーターシャワーが待っていました。TVのLive映像では博美さんのアップは分かったのですが、もう一人の女性が誰なのかが.....。
あとで判ったのは、もう一人の女性とは今年からLPGA米国ツアーに参戦をしている山口すず夏選手でした。



GDOさんのphotoでは分かるのですが、wowow liveでは後ろ姿のみだったので、とても気になっていたのですが、山口選手と分かり納得。
彼女は12Hから、畑岡選手の応援をロープ外からしていたそうです。
いずれはプラチナ世代の山口すず夏選手も、畑岡選手と同じグリーンに立って競い合うことになるでしょう。
それにしても「黄金世代の風」は日米両国で吹きまくっていますね。

ただ畑岡選手は今週の疲れが次週のメジャー(ANAインスピレーション)に出なければ良いのですが。