申ジエがバースデーV コースレコード「63」で7打差逆転
イーブンパー19位タイからスタートをした申ジエ選手は、あれよあれよという間に、リーダーボードに名前が載ると一気にスパートをかけ、インでは4連続バーディを含む「‐7」の驚異的なスコアで、あり得ない逆転Vを飾りました。
これには優勝を狙って頑張っていた若手・ベテラン選手もきっと呆れ果てたことでしょう。
7打差からの逆転劇は史上3位の逆転優勝ですが、彼女の爆発力は誰もが認めるところですから、あっても当然の優勝だったと思います。
最終組で単独首位でスタートをした吉本ひかり選手は、またしても初優勝の夢を打ち砕かれることになってしまいましたが、「運が悪かった」としか言いようがありません。
先週のKKT杯バンテリンレディスでも‐7のトップでホールアウトをして、李知姫選手のあがりを待っていましたが、李知姫選手が最終18番でバーデイを奪い優勝を逃していますから、2週連続での2位はかなりのショックだったと思います。
またしても初優勝は逃げてしまいましたが、必ず年内には初優勝が出来るでしょうね。
【フジサンケイレディスクラシック最終順位】
初日のパープレイから2日目3アンダーの68を出して復活の兆しを見せた藤田光里選手は、スタートの1番でボギーを叩くものの、冷静なプレイを展開し順位は4位タイから一つ落とすものの5位タイでホールアウトをしました。
優勝争いには至らなかったものの、元気なプレーを全国の光里ファンにアピールしてくれたのは、嬉しい限りです。若くして病気に倒れ早逝された天国のお父さんも、ようやくと安心されたのではないかと思います。
なによりも、笑顔で一日楽しみながらの姿には、プーさん自身もTVを見ながら安心をしました。
今後も限られた中でのツアー出場となるでしょうが、今回のように大叩きすることなく予選通過を果たしたなら、自ずと結果はついて来るでしょう。
〈笑顔のプレーが印象的だった藤田光里選手〉
〈再び川奈で開花した藤田光里選手〉
今大会では3名の道産子選手が決勝ラウンドに進出しましたが、そのなかの一人小祝さくら選手は、2アンダー68でまわりトータルスコア1アンダーで21位に。
今大会では初優勝はなりませんでしたが、良いゴルフをしているようなので、次戦に期待をすることにします。
名前はあまり知られていませんが3人目の「吉本ここね」選手は、昨年プロになりたてのニューフェースで藤田光里選手の高校時代(札幌光星)の後輩です。
2018年のニトリレディス以来の予選通過を果たして今大会では40位タイに入り、今季初の賞金獲得がなりましたが、今年からはスポンサー契約(不二サッシ)も成ったので今後活躍の場は広がるでしょうね。