カナディアン・パシフィック女子オープン 最終日◇25日◇マグナGC(カナダ)◇6675ヤード・パー72>
世界1位のコ・ジンヨンが圧勝で今季4勝目 畑岡奈紗は5位T
強すぎでした。ショットミスは9番ロングの2打目のみでした。
珍しく右に押し出しボールはブッシュにはいり、ワンペナを払うものの4打目をピンそば1mにつけてパーを拾うのですから、TVで見ていても今年のコ・ジンヨンは手が付けられませんね。
〈3日目グリーン上のコ・ジンヨン選手〉
4日間でボギーなしの26アンダーでは同伴競技者は堪ったものではありません。
最終日まわったパーティーも未勝利ながら好調のN・B・ラーセンと2連覇を狙うB・ヘンダーソンという飛ばし屋でしたが、正確なショットと魔法のようなパットにはすっかり戦意をもがれたような最終組のプレーでした。
とくに見ていて驚きは、6~7mのパットを捻じ込むパターの凄さでした。
さすがに世界ランク1位&賞金ランク1位です。
それもグリーン上ではお菓子ならぬ、「ガムを噛みながら」のパットです。
強者はマナーも変えてしまう力があるのかも知れませんが、フェアウエーでもグリーン上でも「クチャクチャ」は、頂けないと個人的に思いました。
アウトで苦戦を強いられた畑岡選手に、コ・ジンヨン選手の半分でもパターが決まっていたなら、もっと上位に行けたでしょうが、4m前後のパターが決まらないのでは、5位Tの成績も頷けます。
3日目は後半に入ってショットを左にひっかける場面が見られ、スコアを伸ばすことが出来ませんでした。
しかし、それも修正し欧州ツアーでの不本意な成績を忘れて、ショットにも自信が戻って来た畑岡選手の今後の課題はパットのみ。
ライン読みが「ひと筋変われば」爆発力は十分にあるので、今季2勝目の復活優勝も近いかも知れません。
強敵は多いでしょうが....。
〈後半盛り返して5位Tに滑り込んだ畑岡奈紗選手〉
思いのほか頑張ったのは、横峯さくら選手でした。
エビアン選手権で52位T、全英女子オープンで24Tに入ったことで自信がついたのか、今大会でも70.69.69.69とコンスタントに成績を残し最終日には20位Tとなりました。
このまま行ったならUSLPGAでのシード権を獲得し、来季も米国ツアーで活躍できるでしょう。
現在賞金ランクは72位。
上原彩子選手もシード権は大丈夫とは思いますが、今季はBEST10には一度も入っていないので、優勝とは言いませんがBEST10を一度は取って欲しいですね。
現在賞金ランクでは77位です。
【米国女子ツアーでは 賞金獲得額の トップ 90位までの選手に 翌年のシード権が与えられます】