髭のプーサン日記

日本ハムファイターズを中心にスポーツ全般の観戦日記です。
ときおり姓名判断でのお名前に関することを書いています。

LPGA米国ツアー カナディアン・パシフィック女子オープン最終日

2019-08-26 20:03:20 | LPGA女子ゴルフ

カナディアン・パシフィック女子オープン 最終日◇25日◇マグナGC(カナダ)◇6675ヤード・パー72>

世界1位のコ・ジンヨンが圧勝で今季4勝目 畑岡奈紗は5位T




強すぎでした。ショットミスは9番ロングの2打目のみでした。
珍しく右に押し出しボールはブッシュにはいり、ワンペナを払うものの4打目をピンそば1mにつけてパーを拾うのですから、TVで見ていても今年のコ・ジンヨンは手が付けられませんね。

〈3日目グリーン上のコ・ジンヨン選手〉


4日間でボギーなしの26アンダーでは同伴競技者は堪ったものではありません。
最終日まわったパーティーも未勝利ながら好調のN・B・ラーセンと2連覇を狙うB・ヘンダーソンという飛ばし屋でしたが、正確なショットと魔法のようなパットにはすっかり戦意をもがれたような最終組のプレーでした。
とくに見ていて驚きは、6~7mのパットを捻じ込むパターの凄さでした。
さすがに世界ランク1位&賞金ランク1位です。

それもグリーン上ではお菓子ならぬ、「ガムを噛みながら」のパットです。
強者はマナーも変えてしまう力があるのかも知れませんが、フェアウエーでもグリーン上でも「クチャクチャ」は、頂けないと個人的に思いました。


アウトで苦戦を強いられた畑岡選手に、コ・ジンヨン選手の半分でもパターが決まっていたなら、もっと上位に行けたでしょうが、4m前後のパターが決まらないのでは、5位Tの成績も頷けます。
3日目は後半に入ってショットを左にひっかける場面が見られ、スコアを伸ばすことが出来ませんでした。
しかし、それも修正し欧州ツアーでの不本意な成績を忘れて、ショットにも自信が戻って来た畑岡選手の今後の課題はパットのみ。
ライン読みが「ひと筋変われば」爆発力は十分にあるので、今季2勝目の復活優勝も近いかも知れません。
強敵は多いでしょうが....。

〈後半盛り返して5位Tに滑り込んだ畑岡奈紗選手〉


思いのほか頑張ったのは、横峯さくら選手でした。
エビアン選手権で52位T、全英女子オープンで24Tに入ったことで自信がついたのか、今大会でも70.69.69.69とコンスタントに成績を残し最終日には20位Tとなりました。
このまま行ったならUSLPGAでのシード権を獲得し、来季も米国ツアーで活躍できるでしょう。
現在賞金ランクは72位。

上原彩子選手もシード権は大丈夫とは思いますが、今季はBEST10には一度も入っていないので、優勝とは言いませんがBEST10を一度は取って欲しいですね。
現在賞金ランクでは77位です。

【米国女子ツアーでは 賞金獲得額の トップ 90位までの選手に 翌年のシード権が与えられます】




LPGA国内 CAT Ladies 2019 最終日 淺井咲希選手がヒヤヒヤの初優勝

2019-08-26 10:59:43 | LPGA女子ゴルフ

<CAT Ladies 3日目◇25日◇大箱根カントリークラブ(神奈川県)  ◇6,704Yards Par73>

グリーン上で“動かない手”に苦しんだ日々 淺井咲希が数々の試練を乗り越え涙の初優勝



photoはALBA様からお借りしました



【CAT Ladies 最終日の結果】
優勝:淺井咲希(-10)
2位:穴井詩(-9)
3位:イ・ボミ(-8)
4位T:蛭田みな美(-7)
4位T:柏原明日架(-7)
6位:上田桃子(-6)
7位T:勝みなみ(-5)
7位T:エイミー・コガ(-5)
7位T:金田久美子(-5)
・・・・・・・・・・・・・・・・・・・
33位T:菊地絵理香(+2)
47位T:藤田光里(+6)

トータルスコアのアンダーパー選手が20人という各選手のスコアが伸びないなか、優勝争いは初日からトップをキープし走り続けた淺井咲希選手と、この日4アンダーで2位に入った穴井詩選手の優勝争いになりました。
一足先にホールアウトをしていた穴井選手と淺井選手とは、最終ホールを迎えた時点で2打差がついていて、パーオンをした淺井選手の楽勝かと思いましたが、やはり初優勝のプレッシャーはかなりのもの....。当然ですね。

グリーンサイドには勝みなみ選手をはじめコースに残っていた黄金世代が見守るなか、1m以内の優勝へのパーパットはラインを外れて.......コロコロと転がり。
約倍の1.5mのパットを残すことに。
表情に緊張感は見られないものの、心臓は飛び出すくらい脈打っていたでしょう。

外せば穴井選手とのPOが待つ重要なパットでしたが、淺井選手は最後まで冷静でした。それまでも最終日のこの日は、パーパットを拾い続けて来た自信があったのかもしれないものの、若さに似合わず「優勝のボギーパット」を見事に決めて、またもや黄金世代の初優勝の瞬間に最終ホールのギャラリー全員が祝福の拍手を送りました。

大したものです。

また一人黄金世代のニューヒロインが誕生しましたが、「黄金世代」「プラチナ世代」と次々と若手選手が席巻するなか、イボミ選手や上田桃子選手などのベテラン勢は、優勝をするには大変な時代となってしまいました。
ちなみに黄金世代の優勝者は浅井咲希選手で9人目になりました。

〈イボミ選手は健闘むなしく3位に。調子は上向きなので今季優勝は近い?〉


〈上田桃子選手は6位〉


〈2日目2位の青木瀬令奈選手は78の大叩きで17位Tに後退。予想外でした〉


ゴルフクラブもボールも次々と新たな製品が開発をされ、クラブ自体も飛距離が出てかっての「技」は必要とされない時代になったことが、若手が次々と優勝をする要因となったのでしょう。
それに抗するには「難易度の高い開催コース」が求められるでしょうが、人気が高まった女子ゴルフをもっと面白くするには、「JLPGAの課題」が大きいと思うのは私だけではないでしょう。


北海道勢で今回決勝ラウンドに進んだのは、菊地絵理香選手と藤田光里選手の2名のみで、期待をしていた小祝さくら選手、吉本ここね選手等は予選落ちをしてしまいました。
〈33位Tに入った菊地絵理香選手〉


しかし、今週は北海道最後の大会となる「ニトリ」が待っていますから、地元に帰っての各選手の健闘を期待したいですね。
とくに、藤田光里選手にとって小樽CC銭函コースは相性が良くないだけに、風を読むプレーで難コースを攻略して欲しいと思います。