夕べは 雨が凄かった。途中 土砂災害警報とかが就寝中に連絡(メール)があったり。
とっさに 昨年8月9日の豪雨を思いだしてしまった。
今までにない雨だったなぁ。あの日 車が半分 水に浸かり その後二カ月かかってしまった 車の修理と水の異様な臭いが抜けるのに。修理代もべらぼうに高かった。部品ほとんど交換だったらしい。
そんなことを寝ながら思いだし このまま雨が降り続いたら母のところは大丈夫かと思った。そう思うとなんだか眠っていけなくて・・・今朝は早く目覚めた。
今は 雨が止み外ではスズメたちの声が聞こえている。
もしかしたら・・・今日は晴れる?
お墓の掃除に行かなくちゃ。弟が頑張ってくれたから 今度はわたしの番。今は歩くのが大変な母は お墓のところまで行くのは過酷だ。だから今年のお盆はわたしだけで行ってくるからねと今から念を押している。それでも少し良くなったら 歩いていきたいと思っているようだ。お墓参りに行けないことがそんなに辛いのかな。
毎日 仏壇に向かい拝んでいることだけでは足りないのかな。
きっと父さんも弟も 母さんが元気でいてくれることの方を願っているよ。
だから心配しないで、今は体が回復するのを待つのが一番だよ。
そう 何度か言って 納得させている。
今日 晴れるといいな。
お墓掃除に行ってこよう。雨にぬれて 汚い跡がついているかも。それとも案外 雨が汚いところを流してくれているかも。久しぶりだねと声をかけてこよう。答える声は無いけど。それでも父さんと弟の静かな笑い顔は消えていない。戻ってきたら 母とふたりの思い出話をしよう。
家の中から見上げる空が 晴れていたらいいな。母と一緒に見上げる庭の空。モクレンの枝の間から 少し眩しい光がチロチロして 薄い青が覗いている。時折 名前の知らない小鳥が飛んできて 枝を揺らすと
「あっあれあれ!なんの鳥だろ?」
「どこどこ?」
ふたりで空の青さの中に一瞬だけ揺れ動き 見えなくなってしまう小鳥の行方を追う。
そんな何気ない光景が何度も繰り返されてきた。父と弟がいなくなってから。母が育ててきた庭の木々。その葉が色を替えていくのを見るのが好きだ。母が眺めてきた光景は わたしと眺めた時間よりずっとずっと父と眺めた時間の方が多かったはず。
今は思い出話の中で 振り返る。それが母にとって一番嬉しいひとときなのかもしれない。
あらら。また空が崩れていくのかな。遠くでゴロゴロと鳴った気がする。掃除に行けるのかな・・・
とっさに 昨年8月9日の豪雨を思いだしてしまった。
今までにない雨だったなぁ。あの日 車が半分 水に浸かり その後二カ月かかってしまった 車の修理と水の異様な臭いが抜けるのに。修理代もべらぼうに高かった。部品ほとんど交換だったらしい。
そんなことを寝ながら思いだし このまま雨が降り続いたら母のところは大丈夫かと思った。そう思うとなんだか眠っていけなくて・・・今朝は早く目覚めた。
今は 雨が止み外ではスズメたちの声が聞こえている。
もしかしたら・・・今日は晴れる?
お墓の掃除に行かなくちゃ。弟が頑張ってくれたから 今度はわたしの番。今は歩くのが大変な母は お墓のところまで行くのは過酷だ。だから今年のお盆はわたしだけで行ってくるからねと今から念を押している。それでも少し良くなったら 歩いていきたいと思っているようだ。お墓参りに行けないことがそんなに辛いのかな。
毎日 仏壇に向かい拝んでいることだけでは足りないのかな。
きっと父さんも弟も 母さんが元気でいてくれることの方を願っているよ。
だから心配しないで、今は体が回復するのを待つのが一番だよ。
そう 何度か言って 納得させている。
今日 晴れるといいな。
お墓掃除に行ってこよう。雨にぬれて 汚い跡がついているかも。それとも案外 雨が汚いところを流してくれているかも。久しぶりだねと声をかけてこよう。答える声は無いけど。それでも父さんと弟の静かな笑い顔は消えていない。戻ってきたら 母とふたりの思い出話をしよう。
家の中から見上げる空が 晴れていたらいいな。母と一緒に見上げる庭の空。モクレンの枝の間から 少し眩しい光がチロチロして 薄い青が覗いている。時折 名前の知らない小鳥が飛んできて 枝を揺らすと
「あっあれあれ!なんの鳥だろ?」
「どこどこ?」
ふたりで空の青さの中に一瞬だけ揺れ動き 見えなくなってしまう小鳥の行方を追う。
そんな何気ない光景が何度も繰り返されてきた。父と弟がいなくなってから。母が育ててきた庭の木々。その葉が色を替えていくのを見るのが好きだ。母が眺めてきた光景は わたしと眺めた時間よりずっとずっと父と眺めた時間の方が多かったはず。
今は思い出話の中で 振り返る。それが母にとって一番嬉しいひとときなのかもしれない。
あらら。また空が崩れていくのかな。遠くでゴロゴロと鳴った気がする。掃除に行けるのかな・・・