このところNHKのドラマはいいものが多い。
今回ずっと録画しながら見ていたのが『逃げる女』だった。第5話と最終回は見ないままでいたが、ようやく見終えることができた。
鎌田敏夫脚本。上野耕路音楽。
音楽がすごかった。これがドラマの音楽ってものだよねぇって気分になる。サウンドトラック盤が2月10日に発売されているとか。どうしようかなと思案中。
レコーダーからブルーレイへのダビングがうまくいかないので、見終わったドラマは次々と消している。このドラマも消していったのだが、最後まで消してからとっておけばよかったと後悔している。
児童養護施設で働いていた西脇(水野美紀)が児童を殺害した犯人として服役する。物語は彼女が出所してくるところから始まる。彼女は本当はやっていなかった、なのに自白という形で刑を受け入れてしまったのだ。親友だと思っていた同僚に嘘の証言をされたことにより、状況は彼女がクロだと物語っていた。
服役していた彼女が無実だということで出所。8年もの間服役していたのだ。彼女がまずしたかったのは、自分とは会っていないと証言した友人を探すことだった。
彼女を刑務所に送った刑事とその部下。出所後も刑事は彼女のことを気にかける。
そしてここに一人の若い女性。谷口(仲里依紗)というこの女性が出現したことでドラマは一気に緊迫感が出てくる。水野と仲の演技に引き込まれて行く。この謎の女性がどんな人生を歩んできたのかは後半で明らかになっていくが、水野と仲が互いに相手のことを知らずにそれでもくっついたり離れたりして旅をする。仲はまるで水野になついた子犬のようだ。その子犬のじゃれつきに水野が戸惑いながらも捨てきれずにいるといった感じに見えた。
仲演ずる女性は実は犯罪者でもあったのだが、水野がそれを知るのはかなり後だ。
ふたりは逃げる。
逃げた果てに何があるのかなど、見えもしないし、見ようとは思わなかったはずだ。逃げ続ける先で知り合う人々、家族。その一人一人の存在感もまたいいものがあった。押さえた演技が光る。
家族の誰かが犯罪者になる、それがその後の家族の人生をどう変えてしまうのか。
一話一話がじわじわと胸に残る。
水野美紀の演技が素晴らしい。
仲の演技が素晴らしい。
そして音楽がまた素晴らしい。
久々に見ごたえのあるドラマと出会った。
今回ずっと録画しながら見ていたのが『逃げる女』だった。第5話と最終回は見ないままでいたが、ようやく見終えることができた。
鎌田敏夫脚本。上野耕路音楽。
音楽がすごかった。これがドラマの音楽ってものだよねぇって気分になる。サウンドトラック盤が2月10日に発売されているとか。どうしようかなと思案中。
レコーダーからブルーレイへのダビングがうまくいかないので、見終わったドラマは次々と消している。このドラマも消していったのだが、最後まで消してからとっておけばよかったと後悔している。
児童養護施設で働いていた西脇(水野美紀)が児童を殺害した犯人として服役する。物語は彼女が出所してくるところから始まる。彼女は本当はやっていなかった、なのに自白という形で刑を受け入れてしまったのだ。親友だと思っていた同僚に嘘の証言をされたことにより、状況は彼女がクロだと物語っていた。
服役していた彼女が無実だということで出所。8年もの間服役していたのだ。彼女がまずしたかったのは、自分とは会っていないと証言した友人を探すことだった。
彼女を刑務所に送った刑事とその部下。出所後も刑事は彼女のことを気にかける。
そしてここに一人の若い女性。谷口(仲里依紗)というこの女性が出現したことでドラマは一気に緊迫感が出てくる。水野と仲の演技に引き込まれて行く。この謎の女性がどんな人生を歩んできたのかは後半で明らかになっていくが、水野と仲が互いに相手のことを知らずにそれでもくっついたり離れたりして旅をする。仲はまるで水野になついた子犬のようだ。その子犬のじゃれつきに水野が戸惑いながらも捨てきれずにいるといった感じに見えた。
仲演ずる女性は実は犯罪者でもあったのだが、水野がそれを知るのはかなり後だ。
ふたりは逃げる。
逃げた果てに何があるのかなど、見えもしないし、見ようとは思わなかったはずだ。逃げ続ける先で知り合う人々、家族。その一人一人の存在感もまたいいものがあった。押さえた演技が光る。
家族の誰かが犯罪者になる、それがその後の家族の人生をどう変えてしまうのか。
一話一話がじわじわと胸に残る。
水野美紀の演技が素晴らしい。
仲の演技が素晴らしい。
そして音楽がまた素晴らしい。
久々に見ごたえのあるドラマと出会った。