心の色を探して

自分探しの日々 つまづいたり、奮起したり。
マウス画・絵及び文章の著作権は このブログ作者(けい)にあります。

まぶしい季節

2016年06月28日 | 朝のことば&つぶやき
ほんのわずかな世界だけど
ぐるりと駆けていこう 風に乗って

ぼくが住んでるこの町が
たとえ小さな小さな町だったとしても
生きてるぼくは この世でたったひとり
ぼく、という人間

ちょっと胸を反らして
風に乗っていこう
風は遠い世界からの匂いを運んでくれるだろう
ぼくはその匂いを背中に背負って
この町のあちらこちらにまき散らしていくんだ

淀んだ空気が遠くの世界の風と混じり合った瞬間
まったく考えもしなかった化学反応を起こすんだ
いわばぼくは
その火付け役ってわけさ

ぐるりと 駆け抜けていったぼくに
季節が新しい花の命を授けてくれるから
ぼくはこの季節が好きなんだ

まだ真夏とは呼べないけど
緑が一番輝いて見える
白いブラウスの袖からまぶしい腕が見える
少女たちが漕ぐ自転車のスカートの裾が風を切る
すべてが ぼくには眩しい

橋の上から

2016年06月28日 | 朝のことば&つぶやき
ふと見てみた。
向こうにあるのはゲートボールの敷地だ。
土日ともなれば元気な昔の若者が集まって対抗戦をしている(はずだ)。前はそうだった。だが今は見ることがなかったので現状はどうなのかわからない。
昔の若者、お年寄りは案外元気だなと思って見てしまう。
でもそれは一部の人なんだよね。我が母のように家の中だけで一日を暮らす人もたくさんいるに違いない。
あちこち飛び歩くような人もいるだろうけど。
年を取ってから自分がどんな暮らしをするかって、そのときになってからじゃ遅いのかもしれないね。でも若い頃はそんなことに考えは全然向かなかった。
そしてそんなときが自分にも必ずやってくるんだってこと、考えることなかった。
そりゃいつかは来るよ。
でもまだまだ先だよ、って思ってた。

なんだ、もう来ちゃったよ(笑)
ほら、目の前に。

慌てて人生設計なんて言葉を思い浮かべたりしたこともあるけど、今は一日一日が無難に過ぎていってくれるのが嬉しい。
毎日弱くなっていく母と、ココロがくじけそうになるわたしと。
それでもこうして生きてさえいれば、笑って生きてさえいれば、しあわせってものが向こうからやってきているんだと思う。
そう、生きてさえいれば。

※※※


橋の真ん中を静かに川が流れる。動いているように見えないほど静かだ。



ゲートボール敷地の対岸は散歩道が続く。

早い時間なのか誰も歩いていなかった。

※※※