ただいま『ラブ・バラード~α波オルゴール・ベスト Disc2』を聞きながらパソコンに向かっています。ヘッドフォンをつけながら。
このアルバム、聞くのは二回目になるのかな。パソコンに取り込んだときには一度だけ聞いたままでした。
でも、こうして聞いているとなんだかすごく落ち着きます。
オルゴールの音ってどこか懐かしい気がするのは、遠い記憶の中で一度は手にしたことがあるからかしらね。
わたしが持っていたのは小さな箱のようなものだったと思います。曲は『エリーゼのために』。それを聞いたときにこの曲をいつかピアノで弾けるようになりたい! と思ったものでした。
ピアノは習ったことはありません。
学生の頃、副免許を取るために芸術科目から二つ選択しなくてはならなかったのですが、音楽と陶芸を選びました。その音楽の授業というのがピアノだったのです。それまで習ったこともなくどうして選んだのか?って思うほどでしたが、構内には音楽棟があり、狭い部屋にアップライトピアノが一台、人は二人も入れば十分という部屋が上下階で16部屋ぐらいあって、そこは空いていたら誰でも練習できたのです。
バイエル終了が合格基準。さらにその上に行くと評定が上がります。でもピアノを習ったこともない人にとってはバイエルを終了することすら大変で・・・
最初から何番まで練習し、その中から先生が当日指定した曲番を弾けなければ先に進めません。そんなことを科目終了期間まで何度か繰り返します。
わたしは寮に入っていましたが、寮にもピアノがあり、寮でも音楽棟でもとにかく練習しました。たぶん指使いとか全然違っていたと思います。でも専門科目ではないのでそこら辺は目をつぶってくれたのだと思います。
あのときの経験がなければわたしはピアノを弾くということからは無縁の人生だったのだと思います。今も弾けるか? と言うと無理ですが。もうすっかりこの手でバイエルの最後を弾くことは出来なくなっています。でも一時期であれわたしがピアノを弾けたということ、それだけがなんだかとてつもなく嬉しかった時期があった、振り返ってみても今でも嬉しいのです。
で、そのときに「エリーゼのために」も練習しました。寮でも音楽棟でも。きっと音楽科の方にはへたっぴぃな演奏だなと思われていたのでしょうけど、自分はもう嬉しくて嬉しくて。弾けただけで満足でした。たどたどしくてもね。
もう弾けません。それでいい。
オルゴールを聴いていたら、あの頃を思い出しました。
なんでもないのに、胸が切なくなって目尻に涙が浮かびそうになるほど音楽に感激していたあの頃。シンガーソングライターが流行で寮の仲間と一緒にギター片手に歌っていたこと。神田川のイントロを練習したこと。カポタストを使えることを知ったこと。「アルハンブラの思い出」という素晴らしい曲を目の前で弾いて見せてくれた人は素敵な男性で、でも声が甲高くてがっかりしたこと(笑)。
次は『インプレッションズ』アンドレ・ギャニオン を聴いています。
オルゴールの音から、なだらかな音の波に揺れるような気がしています。気持ちを落ち着かせたいときにわたしにはこうしたアルバムがしっくり来るのかもしれない。
今日のわたしはどうだった?
わたしはわたしに問いかける。
録画の中にあった言葉が頭に残っていることに気づく。
「私の価値は、私の心で決まる」
今日はこの言葉を見つけただけで、良しとしよう・・・
波がリフレイン、遠くからかすかにピアノの音が鳴り響く、やがて音の渦となってわたしの周りを取り囲んでいる。
ヴァイオリンが震えながら音を重ねていく。
タタタ タタタ タタタタタターン ひたひたとやってくる「雨ふりのあとで」
結局、最後はビージー・アデールのピアノで「ス・ワンダフル」なんて聴いちゃって、ノリノリに。
しんみりより明るい気分で一日を終わる方がいいかも♪
今日は宵っ張り。明日は明日の風が吹く。ウォーキングは無理かもね(笑)
※※※
母の庭で一本だけ南天のつぼみがついていました。初めて見ました。いつも赤い実がついているのを見るだけでしたが、こんなつぼみがつくのですね。
知らなかったことを知るのは、子供でなくてもなんだか嬉しい。
※※※
このアルバム、聞くのは二回目になるのかな。パソコンに取り込んだときには一度だけ聞いたままでした。
でも、こうして聞いているとなんだかすごく落ち着きます。
オルゴールの音ってどこか懐かしい気がするのは、遠い記憶の中で一度は手にしたことがあるからかしらね。
わたしが持っていたのは小さな箱のようなものだったと思います。曲は『エリーゼのために』。それを聞いたときにこの曲をいつかピアノで弾けるようになりたい! と思ったものでした。
ピアノは習ったことはありません。
学生の頃、副免許を取るために芸術科目から二つ選択しなくてはならなかったのですが、音楽と陶芸を選びました。その音楽の授業というのがピアノだったのです。それまで習ったこともなくどうして選んだのか?って思うほどでしたが、構内には音楽棟があり、狭い部屋にアップライトピアノが一台、人は二人も入れば十分という部屋が上下階で16部屋ぐらいあって、そこは空いていたら誰でも練習できたのです。
バイエル終了が合格基準。さらにその上に行くと評定が上がります。でもピアノを習ったこともない人にとってはバイエルを終了することすら大変で・・・
最初から何番まで練習し、その中から先生が当日指定した曲番を弾けなければ先に進めません。そんなことを科目終了期間まで何度か繰り返します。
わたしは寮に入っていましたが、寮にもピアノがあり、寮でも音楽棟でもとにかく練習しました。たぶん指使いとか全然違っていたと思います。でも専門科目ではないのでそこら辺は目をつぶってくれたのだと思います。
あのときの経験がなければわたしはピアノを弾くということからは無縁の人生だったのだと思います。今も弾けるか? と言うと無理ですが。もうすっかりこの手でバイエルの最後を弾くことは出来なくなっています。でも一時期であれわたしがピアノを弾けたということ、それだけがなんだかとてつもなく嬉しかった時期があった、振り返ってみても今でも嬉しいのです。
で、そのときに「エリーゼのために」も練習しました。寮でも音楽棟でも。きっと音楽科の方にはへたっぴぃな演奏だなと思われていたのでしょうけど、自分はもう嬉しくて嬉しくて。弾けただけで満足でした。たどたどしくてもね。
もう弾けません。それでいい。
オルゴールを聴いていたら、あの頃を思い出しました。
なんでもないのに、胸が切なくなって目尻に涙が浮かびそうになるほど音楽に感激していたあの頃。シンガーソングライターが流行で寮の仲間と一緒にギター片手に歌っていたこと。神田川のイントロを練習したこと。カポタストを使えることを知ったこと。「アルハンブラの思い出」という素晴らしい曲を目の前で弾いて見せてくれた人は素敵な男性で、でも声が甲高くてがっかりしたこと(笑)。
次は『インプレッションズ』アンドレ・ギャニオン を聴いています。
オルゴールの音から、なだらかな音の波に揺れるような気がしています。気持ちを落ち着かせたいときにわたしにはこうしたアルバムがしっくり来るのかもしれない。
今日のわたしはどうだった?
わたしはわたしに問いかける。
録画の中にあった言葉が頭に残っていることに気づく。
「私の価値は、私の心で決まる」
今日はこの言葉を見つけただけで、良しとしよう・・・
波がリフレイン、遠くからかすかにピアノの音が鳴り響く、やがて音の渦となってわたしの周りを取り囲んでいる。
ヴァイオリンが震えながら音を重ねていく。
タタタ タタタ タタタタタターン ひたひたとやってくる「雨ふりのあとで」
結局、最後はビージー・アデールのピアノで「ス・ワンダフル」なんて聴いちゃって、ノリノリに。
しんみりより明るい気分で一日を終わる方がいいかも♪
今日は宵っ張り。明日は明日の風が吹く。ウォーキングは無理かもね(笑)
※※※
母の庭で一本だけ南天のつぼみがついていました。初めて見ました。いつも赤い実がついているのを見るだけでしたが、こんなつぼみがつくのですね。
知らなかったことを知るのは、子供でなくてもなんだか嬉しい。
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