1960年代後編
昭和40年(1960年代)
あなたが生まれた時代、ご両親
が生まれた時代。
平成、令和と続き現代と何が違
ったのか?
振り返ることで現代が見える事
もあるでしょう
1965年~1969年。
東京と首都圏が激変した時
代だった。
1965年は私が2年制幼稚園
に入った年だ。
65年当時の記憶も鮮明だが、
1969年までは国内は激動の
時代だったといえる。
私が幼稚園から小3までの
時代。
急速な高度経済成長により、
首都圏では深刻な公害問題
や様々な歪みが噴出したの
が1960年代後半だった。
社会制度や政治と教育も激
変よじれの時代で、当然に
して「異議申し立て」をす
る大学生が日本国内に大挙
して現れた。
1960年代後半は日本も米国
従属ぶりが徹底化された時
代で、ベトナム戦争の米軍
進軍を日本政府は諸手を挙
げて支援していた。
それの首謀者の時の首相が
ノーベル平和賞だというの
は笑止千万の噴飯物だ。
激動の時代にあって、大学
生だけでなく、小学生たち
も社会意識、政治意識が高
かったのが1960年代後半だ
ったのは確かだ。小学生で
はない若者の不良たちでさ
え社会的な意識性があった。
「ひでえ事するなよ」と強
圧的権力に対して。
私がタイムリーにその時代
を経験しているので、その
世情の実際がよく分かる。
勝手に法務局で他人の戸籍
簿を閲覧出来て、どこどこ
の特定地区出身だからと結
婚差別や就職差別で人を扱
っていた時代。
但し、こうした社会的な歪
みと権力者の不正を正義と
するかのような強圧的前社
会的パワハラ構造は、これ
は首都圏に住していなけれ
ば看取する事はできなかっ
たかも知れない。
当時の地方は、今のような
情報社会ではなかったので、
極めて牧歌的だったからだ。
公害?なんですかそれ、ベ
トナム戦争?なにそれ?み
たいな感じで。これ、マジ
で。
当然にして、日本の国政選
挙は地方に行けば行く程保
守支持層が分厚く存在した。
お上の言う事に逆らうのは
非国民じゃ、みたいな感じ
で。
それが日本であり日本人だ
った。