
新しく強化練習に来る子がいたりすると、柔道をするということは大変で、強くなろうとすることは簡単ではないことを分かって貰う必要がある。
その為には、あえて我が子に厳しく接することで理解をして貰うことになる。
大悟の頃からだったが、兄貴達にはいくら厳しくしようが、本人達は意味が分かっているので何も感じていなかっただろう。
泥臭くとも、気持ちでは負けない。
私が飛ばす檄に屈しないことで兄弟や後輩達に厳しさを伝えてくれたと思う。
大和はどうだろう。
同じミスを繰り返し、年上の選手が相手だと思うと当たり前にポンポン投げられ、最近、ちょっと意識の低さを感じる。
同じ時期の大悟と比べると、センスはなかったかも知れないが、どんな相手でも簡単には屈せず、腹が捻れて怪我するから、お願いだから飛んでくれと見ていて焦ることが何度もあった。
大悟の周りにはそんな子がたくさんいた。
大和にはまだまだ覚悟が足りないと言うか、とにかく自分に甘過ぎる。
大和が甘いのは私の責任であるが、伸び伸び感はあってもピリピリ感が醸成出来ないのが難しいですね。
自分に甘い者は競り合いに弱い。
大和はどのタイミングでスイッチ入るんかな。
で、甘いのは大和だけではない。
正直、今の道場に、こいつは凄い根性してるなと感じる者はいない。
私の好みなんでしょうけど、野武士みたいな選手に育てたいんやけどなぁ~・・。