

子供の柔道には親の思いだったり、親の指導が顕著に現れるもの。
道場でいくら親以外の指導者が指導したところで、やっぱり常に一緒にいる親には勝てません。
したがって、基本的に指導者の子供なり、経験者の子供は極力、触らないようにしています。
良いも悪いも、自宅なり道場以外の場所で練習すれば、『あれ?こんなことしてたかな?』と直ぐに分かるんですね。
それと、自分が思うには、やはり一緒に練習する相手によってもスタイルが変化するような気がします。
しっかり組む者と練習すれば、お互いに組むスタイルになるし、ガチャガチャと組手争いをしたり、場外際でする者と練習すれば、それに対抗しようとして同じスタイルになる。
だから練習相手は考えなければならないところなんですが、道場にはいろんなタイプがいるので、必ずプラスになるよう考えて練習していかなければと思います。
そんな中、指導者や経験者の子供、また子供にプレッシャーを与えていない親御さんの子供を指導するのは気楽だし、面白い。
まず、親を気にしていないので、こちらからの言葉に集中している。
かける技も自分が教えた技ばかりであれば、何とかしてやらねばという気持ちにもなる。
我が子を差し置いて指導するとなれば、やっぱり一生懸命、素直、気楽な子に傾注してしまう。
指導する立場であれば、親には勝てんなんてことを言ってちゃいけないのかも知れませんが、現実的には親の影響力が大きい。
親の影響が良いも悪いもであるならば、周囲をよく見て襟を正し、良い方向に影響を与えていきたいですね。