子供も大きくなって、また、子供達が小さい頃から現在まで柔道を続けてくれていると、現在進行形の方々から子育てや指導についてのアドバイス的な事を求められる事があります。
ブログではこれまで経験してきたことを偉そうに書いてたりしますが、私なんて失敗や遠回りばかりしてきたし、正解なんて分からないので困ってしまうことが多いんです。
各家庭の決まり事、躾や能力、性格も違うし、家族の理解度や協力度も違う。
で、ましてや、自分のやり方なんて、本当にむちゃくちゃで、こんなところで書けないし、結果論的に、あいつらが踏ん張ってくれたおかげで、あの時があって今があるという美談になってますが、はっきり言って間違いだらけでした。
時代や場所が変わっても、子供に一生懸命な親、そして、一生懸命親の期待に応えようとする子供がいます。
そんな親子を見ていると、自分がやって来たことが頭を巡り、後悔や懺悔に近い感情がわいてきます。
なので、たとえアドバイスを求められたとしても、自分が発した言葉で人生を変えてしまうこともあるではないかと思うと簡単には口に出来ないのです。
私自身が失敗という失敗を重ねてきたので、後輩達には同じ轍を踏んで欲しくないという気持ちはあるのですが、親も失敗しながら学んでいかないと分からない事があります。
ただ、人からアドバイスを聞き、何か子育てや指導の参考にならないかという姿勢は常に持っていて欲しいと思います。
ちなみに、大悟や大晟に自分達の幼い頃について聞いてみると、気を遣ってくれてるのか分かりませんが、
間違いではなかった。
小さい頃は厳しくするべきだ。
と言ってくれますが、2人揃って、
だからと言って自分の子供にはよ〜せんけどな。
子供が出来たら(指導を)頼むわ。
と言ってます。
自分も、町で3.4歳の小さな子を見た時に、
え!?俺、こんな子にあんなことしてたの!?
なんちゅう事してたんだ・・。
ってなる時がありますが、結論的に何が正解だったのかは分かりません。
ただ、今思うことは、自分は人に恵まれ、軌道修正出来るチャンスをたくさん貰ったんだなとつくづく思います。
そう考えると、自分如きのアドバイスであっても、軌道修正になることもあるのかも知れない。
となれば、自分が先人達にして貰ったように、求められた時には真剣に接していかないといけない。