オルガンにはレスリースピーカー。
これは、間違いなく一番の定石ですが、かのディープ・パープルのキーボーディスト、って、実質オルガニストですね、のジョン・ロードが
黄金期と言われる第二期のアルバムでは、レスリーではなく、ギターアンプを使用していたのは有名な話。
おそらく、パープルでも一、二を争う有名曲はこちらだと思いますが、こちらの楽曲でも、レズリーは使われておらず、まるでギターのようなサウンドが作られています。
左がギター、右チャンネルがオルガンです。
Smoke On the Water
下記の曲も大好きなのですが、この右チャンネルもオルガンなのです。絡み方がまるでツインギターのようですよね。僕は高校生くらいの頃は、ずっと「これはギター二本で作られてる」と思っていたくらいです。
Woman from Tokyo
だって、オルガンでこんな音が出るなんて!でしたもの。
ちなみに、こちらの楽曲の5:00からのピアノが、僕にとってのロックンロール・ピアノ初体験でした。
ジョン・ロードは、こういうアーシーなピアノもとっても上手なのです。
そして、
Lazy
この歪みのコントロールはヤバい!
どうなってるんだ!というレベル10です。
そして、ギターアンプでこんな心地よいオルガンサウンドを出している人は、後にも先にも、ジョンロード以外には、僕はまだ見たことが無いのです。
ということで、今日は学生のレコーディング実習だったのですがで、オルガンにギターアンプ繋げるセッティングで弾いてもらうことに致しました。
18歳の学生、しかも女子学生さんに「今日のオルガンは、ギターアンプで弾いてみようか!」、と、なかなかにマニアックな提案をしてしまったのですが、「はい!弾いてみます!」って、素直に弾いてくれて嬉しかったですねー(笑)。
といって、一応、オルガン(NewCX-3)内臓のレスリーシミュレーターは使用したので、ジョンロードのように、素の音や、内臓のスキャナ・ビブラートだけのサウンドとはまた違うものになりましたが、
それでも、また一つ、マニアックなサウンドを聴くことができて、最高でした。
ピアノも素敵すぎますが、オルガンって、本当にいい楽器ですねえ。
(モーグも!モーグも!モー)
ではー。