ケン坊のこんな感じ。
キーボーディスト、川村ケンのブログです。




緑ちゃん倶楽部のレッスンスタジオとして、12年の長きに渡りお世話になりました、スペース緑

本当に、快くこちらのスタジオを使わせて下さったオーナーの三塚さん、美穂子さんご夫妻には感謝しかありませんです。

お二方、そしてスタッフの皆さまのご理解とご協力がなければ、緑ちゃん倶楽部が、ここまで12年もの間、続けてこれなかったであろうことは間違いありません。

会員のほとんどの皆さまとも、ここで「はじめまして」をさせて頂きましたよね。

そして、昼も夜も、晴れた日も、雨の日も、雪の日も、思えば雷や、砂嵐の日もありましたが、沢山の思い出を一緒にここで作って下さいました。

改めまして、皆さま、12年間、どうもありがとうございました

 

本日、これまで置かせて頂いておりました機材や私物を引き取りに行って参りました。

緑ちゃん倶楽部、これにて、ファーストシーズンの区切りとなります。

ありがとう、スペース緑

 

来週2月10日から、緑ちゃん倶楽部はセカンドシーズンと致しまして、僕の自宅スタジオでのレッスンを開始いたします。

僕にとっても念願だった、グランドピアノでのレッスンです

 

ピアノは、おそらくほとんどの方が思っているよりも、いえ、僕が今思っているよりも、はるかに表現力がある楽器です。

デジタルよりも、アップライト、そして、アップライトよりも、グランド。

これは誰がなんといおうと、使える色鉛筆の”色の数”が増えていくようなものです。

(MP9500は、本当に素晴らしいデジタルピアノです。僕はMP900と合わせて8台も所有しているのですから、どのくらい好きかお分かりいただけるかと思います(笑))。

しかし、どんなよい機種(↑)であっても、デジタルでは12色が限界だった色鉛筆が、アップライトの生ピアノになると、それがどんなピアノであっても、生になった途端に24色に増えます。

そして、それがグランドピアノになると、48色とかになるのです!

 

さらに、グランドピアノというのは、コンサートグランドを最高峰にしながら、大きさ、メーカー、種類が実に様々です。

ものによっては、64色や80色といった色合いがあり、さらに磨き抜かれたピアノになりますと、100色を超え、あるいは200色、そして300色をはるかに超えてくるものも存在します。

そんなのもう、使い分けられないよ、という方もおられるかと思います。

勿論、僕だってその一人です。グランドピアノの使い切る(鳴らし切る)には、大変な力がいると、正直思います。

なればこそ、そこは、一生涯の旅なのです。旅は、長い方が面白いのです。

大変なことに取り組むからこそ、沢山のドラマが生まれるのですよ。

 

12色しかない色鉛筆で、毎日一枚の絵を描くとしますと、やはり、ある程度のところで、似たような色彩になるかと思います。

同じような者ばかりになれば、もういいや、と、飽きてしまうかもしれません。

 

それが、100色、200色、300色の色鉛筆があれば。

いろいろな組み合わせが作れます。

もしかしたら、無限と言えるほどの色合いが、作れるのです。

そして生ピアノは、ある意味、微細ではあっても、気温や湿度によって、毎日のようにコンディションが変わります。

晴れた日の透き通った音、雨の日の、ちょっと湿った空のような音。

雪の日は、どんな音がするのでしょう。

 

そんな変化の楽しみを、与えてくれるのが生のグランドピアノなのですね。

なので、弾いていて、自然と飽きがこないのです。

あ、疲れは来ますよ、こちらも人間ですから、変化しますからね(笑)。

 

でも、我々が変化する”人間”だからこそ、変化する”生”のグランドピアノが、合うのです。

今日の午後は、グランドピアノを弾きに行って参りました。

今日も、素晴らしい体験をさせて頂いてまいりました。

そのご報告は、また明日にでも

 

ではー。



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