今日も、昼間は、とっても気持ちのよい天気でした。
窓を開け放ち、家のことをなんやらかんやらやっておりましたら、
突然、蝉の声がしたんですよ。
ミーンミンミンって。
秋になって、まだほんの数週間のことですが、
蝉の声は、すでに季節外れと言ってもいいのかもしれません。
でも、この蝉の声が、妙に良くてね。
ちょっと前のことながら、夏が懐かしいっていうのもありますし、
なんでしょうね、こう、この蝉氏にとっては、
「もう10月なのに、とかなんとか、そんなの知らないよ。僕にとっては、今なんだ。今、ようやっと出てきたんだ。」
っていう、こう、確固たるものを感じまして、なんと言いますか、
頼もしく、そして、嬉しい気持ちで、しばらくその、
歌詞はミ~ンミンミンばかりの歌声を、コーヒー片手に、ニコニコして聞いておりました。
そして夕方、金星がね、
ビルに近い、とっても低いところで、めちゃくちゃきれいなオレンジ色で、大きく光っていたのですが、
ご覧になられましたか?
最初は「おわ?空で何か燃えてるのか」って思ったくらい、明るくて。
秋の空気は気持ちよく。
そして、秋のそらは、キレイで。
とってもすがすがしいのです。
でもね。
でもね。
『10人の甲状腺機能に変化 福島の子130人健康調査』
「1人が甲状腺ホルモンが基準値を下回り、7人が甲状腺刺激ホルモンが基準値を上回った。」
ご存知のように、チェルノブイリでは、子どもの甲状腺ガンが多発しました。
今も、後遺症に苦しんでいる子たちが、人たちが、沢山います。
『2人の男児(3歳と8歳)が、甲状腺がんを発症した人の腫瘍マーカーにも使われる「サイログロブリン」の血中濃度が基準値をやや上回った。』
こんな小さな子どもの、腫瘍マーカーの値が、基準値を上回ったなんて。
今すぐ、がん患者と認定はできないにしても、親御さんの気持ちはいかばかりでしょうか。
子どもたちに、なんと説明できるというのでしょうか。
記事には、お約束のように
「福島第1原発事故との関連性は明確ではない。」
・・・。
「そうなんだ、この子どもたちの異常は、あの原発の事故とは、関係ないんだねー。」
なんて、いったい、僕たちのうち何人が、それを信じられるというのでしょうか。
そして、そんな中、
『緊急時避難準備区域の解除決定 原発20~30キロ圏』
「セシウムの半減期は30年」ということは、もう、今や誰もが知っていることで、
これまでの短い間ですら、僕たちは食べ物や水、魚、空気、あらゆるものにその影を見、恐れをもってきましたし、
これからも、どうやって付き合っていくべきか・・・と頭を悩ませているというのに。
もう、いいのでしょうか。
放射能の問題って、解決したのでしょうか。
・・・まだ、毎日毎日、穴のあいた建屋から出ている煙すら、止まっていないというのに。
現地では、深刻な医師不足など、状況はかなり過酷なようですよね。
皆さんの健康や生活は、本当に大丈夫なのでしょうか。
日本は大好きなのですが、ある意味、
一体なんて国なんだ、
という思いも、正直ありますよ。
これ以上の生活や環境への被害が、もう、最小限でありますよう。
人々の健康が、どうか、守られますよう。
ではー。