く~にゃん雑記帳

音楽やスポーツの感動、愉快なお話などを綴ります。旅や花の写真、お祭り、ピーターラビットの「く~にゃん物語」などもあるよ。

<アンゲロニア> 直立した茎に優しい色合いの小花を穂状に

2017年10月22日 | 花の四季

【中南米原産の春まき1年草、初夏から秋まで長く開花】

 オオバコ科(旧ゴマノハグサ科)アンゲロニア属で、仲間の植物は中南米の熱帯~亜熱帯に30種ほど分布する。そのうち園芸品種として多く栽培され出回っているのは主にアングスティフォリア系(メキシコ、西インド諸島原産)とサリカリフォリア系(ブラジル原産)の2種類。もともとは多年草だが、日本では冬越しが難しいことから春まき1年草として扱われることが多い。

 アンゲロニア属の和名は「アンゲロンソウ属」で、アングスティフォリア系とサリカリフォリア系の和名はそれぞれ「ホソバアンゲロンソウ」「ヤナギバアンゲロンソウ」とのこと。ただ、こうした和名で呼ばれることはほとんどなく、種類を問わず「アンゲロニア」の名前が広く浸透している。アンゲロニアはラテン語で天使を意味する「アンゲルス」が語源という。そのためか「エンジェルラベンダー」などエンジェルを冠した商品名でも流通している。

 花期は6月頃から10月頃までと長く、直立した茎の上部に径2cm前後の小花をたくさん横向きに付ける。花色は品種改良によって青紫やピンク、白、白と青の混色など多彩になってきた。草丈は30cm前後から1m近くになるものまである。日本に入ってきたのはまだ比較的新しいが、暑さに強くて花期が長く、花色が淡く優しげなことから花壇などを彩ることが増えてきた。

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