【園児たちが「花まつりの歌」を奉納】
奈良市ならまちの世界文化遺産⋅元興寺で8日、お釈迦様の生誕を祝い子どもたちの健やかな成長を祈る花祭り「灌仏会(かんぶつえ)」が執り行われた。花祭りは釈迦の誕生日とされる4月8日に行われることが多く、東大寺や興福寺でも「仏生会」としてその日に開催。ただ元興寺では毎年旧暦の4月8日に近い5月8日に行っている。
国宝の極楽坊本堂正面には色とりどりの生花で飾られた花御堂。参拝者たちはその中央に立つ誕生仏に甘茶を注いでから堂内へ。左手には甘茶が入った2つのポットが置かれ「ご自由にお飲みください」と書き添えられていた。
堂内は近隣の「極楽坊あすかこども園」の園児たちでいっぱい。午前11時、法要が始まると、園児たちは胸元で小さな手を合わせて合掌していた。
法要が終わると、辻村泰善住職が園児に向けお話し。「世界で一番高い山、知ってますか? エベレストですね。仏様はその麓のルンビニで生まれました。生まれたとき虫や鳥などみんなが喜んで、しおれていた花も雨が降って元気になりました。その雨を甘露の雨といいます。みんなも生まれたとき感謝されたことを忘れないでくださいね」
この後、園児たちから『花まつりの歌』がお返しに。ちびっこたちの元気な歌声が堂内に響き渡った。「おはなあげましょささげましょ きょうはこどものはなまつり にこにこげんきなおしゃかさま みんなでおいわいいたしましょ」