【紙教堂/ペーパードーム】
1995年、日本の阪神淡路大震災後、建築家の坂茂氏が、倒壊した鷹取教会のために、臨時の礼拝に用いる集会場として紙管を使用した教会を建てました。
任務を終えた紙の教会は地震からの復興を象徴として、はるばる海を渡り桃米社区に移築され、引き続き震災後の人の心を慰める、という使命を果たしています。
全部で58本の紙管が教会全体を支えており、室内外のパイプのベンチもすべて紙でできています。
人々は柔らかいはずの紙が一棟の建物を支えている様子を目の当たりにすることができます。
屋根と外部はガラス繊維でできた波板で覆われ、長方形の回廊の壁を造り出し、光を通す天幕は、紙の教会の中に神聖な雰囲気を作りだしています。
【日月潭国家風景区のホームページより引用】
ペーパードームの内部
この『カエル』の象は、被災して行方不明になっている人たちが一日も早く家へ『かえる(れる)』様に祈りを込めた作品です。
東日本大震災の後、こちらのペーパードームでも被災地への募金を募ったチャリティーが行われました。
私も微力ながらこちらで募金箱を持って活動に参加させてもらいました。
隣には食事ができる建物があって、その前には蓮華をたくさん植えた池もあります。
残念ながら、今は花の時期ではないようです。
私のお勧めは、このペーパードームの周囲を散歩する事です。
道端に流れている小川にはテラピアを初め、たくさんの小動物が生息しています。
それと、街路樹のいくつかがシマトネリコなので、7月にはたくさんのカブトムシも見る事ができます。