【オニツヤクワガタ】
もう10月になって涼しい日が続いています。今晩の埔里の気温は20度ぐらいで、少し肌寒いぐらいです。
今晩、中台禅寺付近をウロウロしていたら、偶然にも上記写真の『オニツヤクワガタ』と遭遇しました。
こんなに遅い時期に見たのは初めてです。温暖化が進んで秋の訪れが遅くなっているからなのでしょうか。
それと埔里でも自然破壊が進んでいるので、この種のクワガタは年々減っている様に思えます。
私がここ埔里に住み始めた9年前には、ちょっと標高が高い所に行けば普通に見る事ができるクワガタでした。
ちょっと残念です。
オニツヤクワガタは、普通のクワガタの生態とはちょっと異なる部分が多いです。
以上が台湾にいる『オニツヤクワガタ』ですが、左の三匹は同じ種類のオスです。で、右の一匹が雌です。
同じオスの固体同士でも、どうしてこのように角の形に違いがでるのか不思議でなりません。
《以下、私が見かけた『歴代のオニツヤクワガタ』たちです。
以前、私が卵から飼育していたオニツヤクワガタの幼虫。
クワガタの幼虫は普通、朽木の中で成長しますが、この種類はカブトムシの幼虫の様に朽木の混じった腐葉土で成長します。
それも普通のクワガタの幼虫期間が4~6ヶ月なのに対して、このオニツヤクワガタは何と1年以上の幼虫期間を要します。
成虫の大きさは、この幼虫の間にどれだけ大きくなれたかによって決まります(台湾最大のクワガタになる訳ですね)。
こいつも私のペットでした。
霧社で見かけたオニツヤクワガタのオス。
数年前に東埔温泉で入浴中に見かけたオス。
今年は、今晩見たオニツヤクワガタがたぶん最後の様な気がします。
私がこの町に住みだした時、このクワガタに出会うのが本当に楽しみで仕方ありませんでした。
来年は何匹見れるのか楽しみです。
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