さくら日記でございます。

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★創る人の想いが詰まってました。星野源、働く男

2019-04-10 06:03:22 | 「本」

お疲れ様です。
皆さまお元気ですか?今日も病院にあった本をからです。星野源さんの働く男です。

星野源さん大人気だということは知ってたのですが、そちらにアンテナが向いておらず、お恥ずかしいことにほとんど知りませんでした。ファンの皆様申し訳ないです。

音楽家俳優文筆家という多彩な才能を発揮し、その作品に共感する人も多く、忙しい日々を過ごします。この本には、そんな過剰に働いていた時期の仕事の話しについて、いろいろと書かれています。

映画の解説、作った曲の紹介、演じた者、好きなもの、影響を受けた者といろいろと紹介されてますが、なかでも 私的にヒットしたところは、
星野源✖️又吉直樹 「働く男」同士対談です。
両者の仕事に対する姿勢、考え方、納得でき、共感できます。そして何よりクリエイティブな仕事の難しさ、奥深さを感じます。

その中身をちらっとご紹介すると

星野
最近どんな業界でも、作品の中身よりも、戦略や売り方のほうが重要視されている気がするんです。もちろんそれも大事なんだけど、やっぱり「これが好き!」「面白い」と思っていることをいかに消さずに、お金持ちが絡む厳しいプロフェッショナルの世界でリスナーや読者や視聴者にまで届けるか。それを追求したいと思うんですね。

どの分野でも、プロの世界は当然のように付きまとう問題なんではないかと思います。これを忘れない気持ちを維持できることが本当のプロフェッショナルと言えるのかもしれません。

そしてもう一つ
又吉
「世の中に対する不満や腹立つことを歌詞に書いて、それを聴かせるにあたって、直して世に出した」というような話があったじゃないですか。あれ、すごく好きなんでよね。僕も基本はそうなんです。まずは感情がある。それを、人に見せるものというのをふまえて、関係性のなかで調整する。ものを作るときになんとなく調整していたことを、日常の人との関係でもやりはじめたということなんですかね?もしかしたら。

星野
そうかもしれないですね。吐き出した感情を交換した作品を通して、それを見聞きした人が泣いたり笑ったりするってむちゃくちゃ愉快なやですよね。感情をそのままストレートに表現するやり方もあるけど、変換することに面白さがあると思う。人との関係も、嫌だという感情をそのまま表すんじゃなくて、あまり好きじゃなかった人だけど、よくよく話しを聞いてみたら、めっちゃ好きなになった、みたいなことがすごくよくあるんですね

私なんか自分の感情が中心に生きてますが、その感情をみつめ、変化していく様子を客観的に観察していく、これもまた、ものを創り出すプロフェッショナルの視点なんだなあ…なんて感心してしまいまた。

そんな星野さん、私はぜんぜん知らなかったのですが、2012年、2013年、2回のくも膜下出血。生死の境を2度も彷徨ったそうです。
過酷な入院生活で、仕事が中心の世界から、己が中心の世界、仕事って楽しい、でもなるべくサボって遊んでいたい。そんな性格に変化したと本人は語ります。てすが、今なお仕事は生きがいののまま、ユーモアたっぷりの作品を創り続けている。その姿からエネルギーあふれるかたなんだと感じました。

ということで、今日は星野源の働く男のご紹介でした。