私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

雨に紫陽花が

2016-06-16 12:43:59 | 日記

 今朝から降り出した雨がアジサイを濡らしております。私の前の家、中田さんの庭に咲いているアジサイを写してきました。「どこそこのアジサイ園」という有名なアジサイ園の花より、誰にも知られず、ひっそりと、雨に咲くアジサイの方が美しいと思われるのですが、いかがでしょうかね。その何とも言えない紫陽花の花の個性に富んだ美しさをどうぞ!!!!!

 

 

 

 


幾多の紆余曲折その4 高値の花が美しいのですか???

2016-06-16 11:30:50 | 日記

 中臣烏賊津使主に天皇は言います。「皇后の妹、弟媛は私がいくら呼べども一向に来ようともしない。どうか行って早く連れて来てくれ、連れてきてくれたら”必敦賞<カナラズ アツク タマモノセム>”、沢山お礼をしますよ」

 と言われたのです。此の男ならきっと連れて来てくれるだろうと、見込んだ男であったのです。

 さて、この男「烏賊津使主」は何を密かにたくらんでいたと思われますか。お金か、女性の好みそうな着物でしょうか、それとも高価な黄金の簪や玉等でしょうか???
 でも、烏賊津使主が持って行ったものは、そんな高価な貴重品ではなく、当時の旅行者が、常に、携えている携行品である「糒<ホシイ>」だったのです。干したご飯だったのです。そんなものでも土産になるものですかねえ。同じ干したものであるなら「スルメ」の方がよっぽど気が利いていると思われません???

 此の男、天皇が、わざわざ、指定して迎えに行かせたぐらいな人です。相当な知恵者と言いましょうか、頓知が効いて、その場にすぐ適応でき、素早く己れの心にその人の心を従わせるようにさせる術を心得た人ではなかったのかと思われます。だからこそ、この「糒」が、頑なに天皇の元に来ることを拒んでいた弟媛の心を変身させるための大変な効果を生むものと信じて、あらかじめ、意図的に用意しておいた携行品だったのです。金銀財宝より貴重な品物だったのです。
 
 話が飛びますが、この人の垢でも嘗めていたら、あのような言わなくてもがもな事を、特別に依頼してまで発言して、益々、自分を窮地に追い込むような無様な姿を人々の前にさらけ出さなくてもよかったのになと、誰かさんのニュースを見ながら思うことしきりだったのですが。また、重ねて思うのですが。どうして、超一流のホテルでなかったら、泊まるホテルの格によって、その人の品性と言いますか、一流人物としての格が評価されるなんて思うのでしょうかね。どうも取り巻き連中の感覚にも、そこら辺りの庶民の感覚とのずれがあったのではないでしょうか。そんなんことを、この「烏賊津」氏の行動を見ていたら、しきりに、思う今日ですが?????