衣通媛を、そのまま倭の春日の「倭直吾子籠<ヤマトノアタヒ アゴコ>」の家に留めて、衣通媛が、都近くに来ていると言うことを烏賊津使主は復命します。それを聞いて天皇は喜んで、使主を厚くもてなします。それを書紀では
“天皇大歡之、美烏賊津使主而敦寵焉。
<スメラミコト オオヒニヨオコビタマフ イカツノオミヲ ホメテ アツク モテナシタマフ> ”
それを聞いて、皇后は
“色不平”
と、例の如くに漢字3字を持って、その時の皇后の気持ちを書き表しております。これに、
<ミケハヒ ムツカシ>
と、ルビを打って、読ましております。
「色」という字を使って、皇后の眼色だけでなく、態度にも、言葉の高低などにまでも、その時の、一瞬たりとも見逃さない動作を此の言葉の中に集約して記しております。
日本書紀も面白いですね!!!!!!!!!
さあ!!てと、衣通郎媛は。この皇后の“色不平”と、どう対処したと思いでしょうか???