私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

悔しがる田狭

2016-08-22 06:28:39 | 日記

 任那に派遣された田狭は、

          “任地(よさしどころ)に之(ゆ)き、天皇(すめらみこと)其の婦(め)を幸(め)しつと聞きて”

 ここで初めて天皇の策略に完全にひっかかってしなった事に気がつきます。でも、今更、らどうすることもできません。地団太踏んで悔しがりますが、どうすることもできません。今、自分は遠い任那にいるのです。

          「さて、これを如何にするか田狭よ!!!」

 と叫ばずにはおれません。そのまま泣き寝入りする訳にもいきません。上道臣としてのプライドもあります。すぐさま日本に帰り、自慢の妻を取り返すわけにもいきません。雄略はようやく日本国を天皇中心の国体に組み替えようと力を伸ばしている時でもあります。うかうか自分が日本に帰るなら、自分の運命はどうなるかは分かっております。丁度、その時朝鮮半島では新羅が大変勢力をのばしていた時期でもあります。これに「田狭」は目を付けて対策を練るのです。この新羅の力を借りて憎くっき雄略を攻め滅ぼそうと考えたのです。そして、あわよくば自分が雄略にとって代わって「天皇」にとも考えたのかもしれませんが???

        ・・・・・こんな考えは私しかしないのですが、どう思われます?????