また、例によって、ちょっとばかり???知ったかぶりをしますのでお許しを。
さて、今、此処に書いております「奥の細道菅菰抄」と云う書物は、江戸期の芭蕉翁の勝れた研究者であった”蓑笠庵梨一”と云う人が書いた「奥の細道についての研究書です。芭蕉同様の幅広い知識で以ってこの解説を書いております。その一部をご総会します。
まずはこれを見てください。
「江山水陸の風光数を尽して今象潟に方寸を責」と、少々太字で書いてあります。
この芭蕉の言葉を解説しております。そのなかに
“風光は風景に同じ。三體詩ニ、今日風光君不見トアリ 象潟は羽州由利郡に在。 日本十景のうちにして当国第一乃名所佳景の地、八十八潟、九十九森ありと言伝ふ。江のかたち きさ に似たり故に きさかた と云う。”
と説明がしてあり、その後に、更に、この「きさ」とは何かとか詳しく説明してあります。それはまた明日にでも。