少々「筆敬さん」にはなるのですが、もう少し書いてみます。
昨日は、史記鄒陽伝に「方寸」という文字は私の持つ「史記」には出てなかったと書いたのですが、この言葉について、この他に、蓑笠庵氏は「三体詩の中にもある」と書いております。これについて調べてみますと、これは見つけることができました。
三体詩の五言律句、儲光羲の「漢陽即事」の中に(写真のように)見ることができます。
この2つ文章から分かるように、「方寸」とは
“モト一寸四方ヲ言。仮テ些少ノ義ニ用ユ”
とあり、更に
“多ク土地ナドヲ度量(ハカル)スルニ用ユ“
と、筆者は説明しております。
マア、それにしても、芭蕉にしても、梨一という人にしても、とてつもない物知りだと思いませんか???今はネットという現代兵器がありますが・・・・