私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

専守防衛のアマテラス。

2017-02-24 17:19:50 | 日記

 「須佐之男命」が攻撃して来て「高天原」を占領してしまうのではと、甚だ、心を痛められたアマテラスです。この神様は善神です。かの「IS国」のように無理やり他国へ押し入り、武力を持って領土を奪う何なて言う野心は心の中には一つも有りません。しかし、敵が、我が弟とは云え、それも悪神です。どのような悪事を計画しているか分かりません。だから、イザナギから託された国土を必死になって守らなければなりません。「専守防衛」の名を借りて、憲法違反になるかもしれないよう法律を作るような、何処かの国の総理大臣にこの話を聞かしてやりたいと思うのですが???まあそれもどうでもいいことなのですが・・・・・・・・・

 兎にも角にも、自分に託された国は守らなくてはならないとお考えになられたアマテラスです。その攻撃に対して自衛手段を講じるのです。戦車だ、軍艦だ、やれミサイルだなどという近代兵器ではありません。「弓矢を備える」対策が、当時の最強の防衛対策だったのです。女性ですから戦争には不向きと考えられたのでしょうか、先ずしたことが、男装です。それから背に靫を背負い、周りには弓矢を備えられます。これで十分とお思いでしょうが、知恵あるアマテラスです。できれば闘わずして、この戦いを勝利に導くための方策も考えられます。北朝鮮みたいに核兵器の配備等はしません。その方法が

                   “伊都之竹靹<イツノタケトモ>”

 です。
 何だとお考えになられましょうが???「伊都」とは鋭いことです。「竹靹」とは矢が弓弦に当たって高音を発生させる装置を云います。要するに、弓が放たれた時、ものすごい音が出て、その音に相手が驚いて戦意を喪失させるための装置なのです。戦国時代の戦術に、戦いが始まる前に大将同士の大声による自分の軍がどのように強靭なものであるかを敵方に知らす為の戦争儀式が、日本では執り行われていました。鉄砲伝来以前の話ですが。それがために有名になった戦国武将もいました。大久保彦左衛門等がその代表格です。そのような戦法が初めて行われたのが、このアマテラス以来なのです。「鏑矢<かぶらや>」と同じ使用目的で作られた特別な装置です。武器ではありません。

 と云うことは、アマテラアスは闘わずして勝利する戦略をも考えていたのです。それは善神の善神たる所以です。トランプさんにもこのアマテラス戦術を聞かせた上げたいものですね。
 またまた、例の「閑話」です。又かとお思いにならなくて御読みいただくと幸いです。これだけで「もう勝利は我がもの」と、アマテラスはお考えにならないで、更に、他の抑止力の方策を考えられます。