どこもかしこも世界中が
「邪魔者は殺せの時代ですよね」
と云っても間違いないような現代社会です。世にある権力者たちだけではなく、どうしても自分のエゴと云ったらいいのでしょうか、「自分さえ」と云う自己満足的な考えにより、自分の置かれた場所を考えないで、自己中心的な行動に出ることは、七百万年も前、社会性という特色を持つ人類誕生以来繰り返されてきた歴史的な事実なのです。その極端な行動が、どのように社会が進展しても、我が身の安全を脅かす者たちを抹殺しようとする殺人行為なのです。いつの世でも行われてきた「悪魔のささやき」とでも言ったらいいのでしょうか??歴史的な事実なのです。日本では「アマテラス」に代表される「悪神」の為せる技なのです。あの大津皇子と大伯皇女の兄弟の物語に語られた
“わが背子を大和へ遣ると夜深けて暁露に我が立ち濡れし”
の歌でも分かるように、何時の世にもある悪神の出陣です。
今、世界中の話題の中心となって飛び回っている「金正男事件」も、歴史的事実の一例にしか過ぎませんが、それが事実なのです。しかし、ニュースとしては、現代の此の民主思想が進展している社会にあって、大変稀有な事実として世界的な関心事になっているのは間違いありません。そんな例は、その大小を問わなくても、いくらでも、現在社会では未だに頻繁に発生しています。80年前に起きた、今、ベストセラーになっている本の筆者である「渡辺和子先生」が、直接、遭遇ななさった「226事件」もそうですし、また、つい最近起きた横浜での「障害者は邪魔だ」事件もその内の一つです。
「へいわ」と云う言葉は人々との希望であって、未来永劫に現実を見ない非現実的な理想社会なのでしょうかね。世の中、本来、住みにくいのが当たり前なのでしょうか????
こんな今日の社会を、話は飛びますが、「226事件」の今日、渡辺和子先生は、天国で、如何にお聞きでしょうかね。
「人は一人だけでは生きてゆけないんですよ」
と、きっと、あの暖かいほほ笑みをお顔全体にお浮かべになられて、
『つらい夜でも朝は必ず来るのです。全世界の一人一人、みなさんが深くふかく考えて「置かれた場所で咲きなさいよ。」』
って、おっしゃられているのではないかと思いますが。????