スサノヲがオロチを“切散<キリ ハウル>”です。退治しますが、その刀が
“十拳剱<トツカツルギ>”
です。此の刃はどんな形をしていたのでしょうか???先ずは、弥生時代の青銅製の銅剣です。
総て両刃で、このような剣では、とてもオロチは切れないのではと思いますが???むしろ、それより古い時代に、縄文時代にです。何か呪術の道具として使われたのではないかと言われている石剣のような刀ではなかったのではと思っております。その石剣を持っておりますので、写真でどうぞ。
右の写真はその石剣の「切っ先」です。日本刀の「切っ先」とは随分形が異なりますが??血抜きの細い溝まで付けられています
まあ、それは兎も角として、スサノヲはオロチを退治します。所がです。その「中尾<ナカノヲ>」ですから、何番目の尾でしょうかね。八つある尾ですから???まあ、そこら辺りの尾を”切散”った時にそこにあった剣に触れて
“御刀刃毀<ミハカシノ ハ カケキ>”
です。刀が毀けていたのです。