「私はオホクニと結婚します」
と、いうショッキングな言葉を聞いたオホクニの兄弟神たちは、その場で誰が主導したのかは分かりませんが
“欲殺大穴牟遅神共議<オホナムチナノカミヲ コロサム アヒタバカリ>”
します。まさに、「邪魔者は殺せ」です。これも「神の世」にあった出来事ですよ。昨日も書いたのですが、80人も神様が、それも兄弟たちですよ。平気でよくもそのような計画を立てることができたものですね。たかが女神のためにです。どうしてそのようにオホクニをみんなして毛嫌いしたのでしょうか。その血筋はスサノヲの孫です。何も文句を付けられる筋合いはないはずですが???
そこで、又、推理をしてみました。そこには祖父である足名椎神達の出雲側の勢力が高天原から降臨してきた(大和の勢力)神達がより強くなり、出雲に於いて、この2つの派閥が生まれ、お互いに相反目していたのではないでしょうか。その出雲側の勢力の代表が櫛名田比売の孫の「オホクニ」だったと思うのです。だから、その出雲側の勢力を、此の機に一機に押しつぶそうとして大和側の勢力が挑んだ戦いではなかったかと思われます。最近、経済新聞紙をにぎわした何処かの会社のような創業家と外部から来た新しい勢力とのあの権力闘争以外の何ものでもありません。
こう考えると、神様もやっぱり人間の一部なのでしょうか、まるで人様と同じことを考えるものですね???
さて オホクニの命は?????明日にでも