神産巣日之命は刺若国比売の願いを聞くと直に
“キサ貝比売、蛤貝比売る<ウモギヒメ>”
の二人の神様を伯岐之国の死せるオホクニの本に派遣して、
“令作活<ツクリ イカサシタマフ>”
オホクニの命を蘇らせます。その方法はと云いますと。まず、キサ貝比売は自分の貝殻を
”岐佐宜<キサゲ>”
”集而<コガシテ>”集めます。
この<キサゲ>ですが、「我が町吉備津」の方言に「こさげる」と云う言葉がありますが。底の方にくっついている物を竹べらか何かで削り取ることを云いますが、この貝も自分の貝殻を<キサゲ>、そうです「こさげて」、その貝の粉を作ったのではと思っております。宣長は何も説明はありませんが
ないやかやと、この暑い中、暇にまかせて、考えるとことも私の避暑方法の一つになるのですが????????