私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

海・・・「ウミ」この音から???

2017-07-17 11:34:08 | 日記

 海の日です。<ウミ>・・・・・何て心地よい響きを持つ言葉でしょうか。日本の「まほろば」、母なる場所なのです。二見が浦に行かなくても、ちょっと足を延ばせが、どこでもその雄大な総ての物を忘却の彼方に押しやってしまうかの如くの光景に出会えます。その場所があそこだ此処だと分け隔てなくてもいいのです。
 イザナギイザナミの神が大海原の中から日の本を作り上げた故事を取り出さなくても、海と云えば、本当にすぐに

            “海は広いな大きいな。月がのぼるし日がしずむ”

 の歌が心に浮かびます。「海」って言葉、日本語の中で、私の最も好な言葉の一つです。


「八島士奴美神」って知っている???

2017-07-17 09:15:54 | 日記

 「スサノヲ」と「クシナダヒメ」が生んだ神が

                         ”八島士奴美神<ヤシマジヌミノカミ>”

 です。
 なかなか、太古における男女関係と云うかその婚姻関係は複雑で、どうしてこのような事が何のトラブルもなく、誠に安易に行われているのですが
 、「これは男尊女卑も甚だしい。そんなことが許されてたまるものですか」
 と。目くじらをお立てになられるお人もと思われますが、でも、古事記の世界では、それが当たり前などと云うように平然と行われているのです。クシナダが生んだ神はこの人が一人で。それから直ぐにかどうかは分からないのですが、スサノヲの次の子はクシナダの子ではありません。古事記には、それはアシナヅチの妹である女性との間にできた子だとしてあります。このような普通なら反道徳性の男女関係だと言われる様なことが平気で執り行われていたのです。なお、この彼女とスサノヲの間に生まれた子が、ご存じ

                         “大年神<オホトシノカミ>と宇迦之御魂神<ウガノミタマノカミ>”、

 の二神です。
 そして、クシナダの生んだただ一人の御子様である「八島士奴美神」が、その妻「刺国若比売」に生ませた神様が

                          “大国主命”

 なのです。だから、スサノをから云うと孫に当たられる神です。なお、この部分の文章の読み方によっては、大国主命はスサノヲの五代後の神だと言う人もありますが、「孫に当たる」が正しい読み方だと思いますが???