文成(男)の手が、彼女の「奶房」を「拍榒」します。「両唇対口」したままです。それからが、また、世界に例を見ない「好色の書ー遊仙窟」の名文で、次なる男の行動を描き出しております。
“摩挲髀子上。一齧一快意、一勒一傷心、鼻裏痠虎、心裏結繚。少時眼華耳熱、脈脹筋舒。始知難逢難見、可貴可重。俄頃中間數廻相接。誰知可憎病鵲、"
と、書かれておりますが、何のことやら?????です。これが「遊仙窟」の「遊仙窟」たる所以の一番の好色場面を描写した部分です。
最初の「摩挲」から、これを<ナデナスル>と読ましております。(いじくり、こねまわす)と言う意味です。「奶房」にあった手が、暫らくすると、十娘の体を下へ下へと「髀子上」まで降りてきて、そこらあたりを「摩挲」になるのです。「髀子」に<モモノアタリヲ>とルビが付いております。<アタリ>ですからご想像が付くでしょう???この「髀子<ヒシ>につい訳者は
「陰戸ノ上ノ骨ヲ云、エモイワレヌ ソコラアタリナリ」
と、解説しておりております。そして、次が「一齧一快意」となるのです。この
“一齧”
も、これ又、大変ないわくつきの猥褻な言葉になるのだそうですが、此の言葉は何を意味しているのか、今日一日、お考えいただくのもいいのではと「八十老人」の考えそうなことです。・・・・それでは明日にでも続きは・・・・・・・・