私の町吉備津

岡山市吉備津に住んでいます。何にやかにやと・・・

足守の龍泉寺へ

2017-08-21 07:40:03 | 日記

 私の庭のたった一本のサギソウに誘発されて、今、龍王池に広がる湿地にあるサギソウが、見頃だと聞いて、足守「竜泉寺」のサギソウ祭に、出かけました。
 案内の人からお聞きした真夏のぎらぎらと焼けそうな太陽の山道をしばらく進むと、突然に、涼しげな緑の絨毯の湿地の中に点々とした白色の小さな模様が遠目にもはっきりと映ります。近付くと、無数のサギソウが、今を千度と、咲揃っております。満開に咲く桜の美しさとは違う、何とおしゃれで可憐な小花でしょうか!!!。点々と、その名が示す通り、鷺がその真っ白な羽を一杯に広げているようなあでやかな舞姿を、周りの緑の中に、ひっそりと拡げております。高原の涼しい風が時より吹き来て、その小花により爽やかさを吹きつけているかのように思われました。

 何となく奥に引籠っていしまいそうなけだるい真夏の一時を、爽快な気分に変身させ、「自然とはなんてすばらしいものか」と、一句も飛び出すような一時でした。その今を存分に楽しん来ました。

                ・そよかぜも 吹き来て夏の 湿地には サギソウの白 爽やかに揺れ

                ・サギソウの 点々と舞い 清風に 天女も誘う 龍王の池

                ・サギソウの 白が振りまく 陽のひかり

                ・サギソウの 深みの味に 夏残こり 

                

             ちょっと、この地区の伝説をもとに
                ・優羅姫が 羽衣洗い 掛けし山 葦守山辺に 残るサギソウ   

 

                       

                         


「夫」です。此の字を何と読むでしょうか???

2017-08-20 08:08:25 | 日記

 「そんなこと、小学生でも誰でも知っているよ!!」と言われますが、此の「夫」を上古では、果たして、どう読んだのでしょうか???古事記には

      “以蛇比礼授其夫”

 と有ります。“其夫”ですが、「古事記伝」には、・・・・・・・・・・

 まあ、今日ぐらいは回答をなしに終わります。暑いのに冷房も付けずに、今、書いております。朝の8:45分です。

 是も横道ですが、今朝、サギソウの一つに白い花びらが開きました。それをどうぞ!!!!!

                            


危うし!!!オホクニ

2017-08-19 06:43:42 | 日記

 蛇<ヘミ>がうようよといる部屋をあてがわれたのです。その中で寝るのですから、当然、オホクニの命は保証しかねます。しかしです、そこには、その妻「須勢理毘売」も一緒です。もうこの時、既に、彼女はオホクニノ妻です。それを古事記には、はっきりと

               ”於是其妻須勢理毘売命<ソコニ コノミメ スセリビメノミコト>”

 と書いてあります。その時はオホクニの妻になっていた証拠です。それが痛くスサノヲを激怒させた原因ではないかと思います。「何んて憎たらしい色男めがが」とか何とか思われたのでしょう、敢て、蛇室<ヘミノムロヤ>に入れて殺してしまおうと謀られたのです。しかし、「我が夫を殺されてたまるか」と、その妻スセリヒメは夫がヘミにかみ殺されないために、その予防のために

                   ”蛇比禮<ヘミノヒレ>

 を渡します。これが、どのような物か、形等は分からないのですが、「比禮(ひれ)」は『領布』で、風にひらめく薄物です。何か特別な形をした蛇を追い払うためにの振るための小旗のような物ではなかったかと思われます。なお、広辞苑には「古代、害虫・毒蛇などをおいはらうまじないに用いた布様なもの」とでています。
 宣長も、魚の「鰭」も水お中でひらひ振る物と言うことから付けられているので、この「比禮」も

                   “蛇を撥ふとて振物の名なり”

 と説明があります。

 

                              


冷感いいなーで???

2017-08-18 08:53:39 | 日記

 今回のお題ですが、「インナー??」、「いいなー」の間違いでは????。

 そこで、次の写真を。 余りの今年の夏の暑さを少しでもと思い、次の写真いんなーと!!!!!!!!!!!

 

                     


再び、“甚麗神来”について

2017-08-18 06:10:55 | 日記

 “甚麗神来”につて、昨日<ハナハダシキ カミクル>と書いたのですが、正しきは、<ハナハダ ウルワシキ カミクル>でした。改めて書きなおします。この夏の暑さに頭もぼやけていたのではないのですが、私の文章の稚拙なための為せる業です。
 そんなことはどうでもいいのですが、神代の大昔から、人間界ではない神様の世界でも、「好きになる」という行為は有ったのですね。それも「一目ぼれ」です。こんなことは人間の世の中には日常茶飯事のことですが、この場合、「オホクニ」と「須勢理毘売」は、即座に、夫婦の交わりをしていたのだろうと思われます。電撃結婚です。

 イザナギ、イザナミの出会いもそうでしたが、この恋愛感情と云うものは何処の世界に於いても「不窮の契」であったのだと言うことが分かりますが、スサノヲはこれも人間並に。

 「親の許しも請わずに、そんなにすぐ夫婦になるなんて」

 と、大層、腹立たしく思われたのでしょうか、それでも娘の事を思うと、致し方がありません。いやいやですが、その二人のための寝室まで用意してあげます。しかし、そのスサノヲが用意したと言う部屋は

                             ”蛇室<ヘミノ ムロヤ>

です。<ヘミ>と読ましております。宣長は、

                “尋常(よのつね)の蛇は、さのみ害をなさぬ物なれば、此は蝮蛇(まむし)にてよくかなうべきか・・・・” 

 と、蝮のいる部屋と解釈しており、この蝮について、これは「ハミ」で、「真虫(まむし)」と呼ばれているとも。これもその一つですが、宣長というお人は、流石に物知りですね、動物学の専門家でもないのにと、改めに感心するばかりです。 

 さて、その部屋に入ったオホクニはどうなりましょうや。一匹だけいるのと違います。噛まれたら、神様でもひとたまりのありません。血清も何もありません。