彼の母は木に挟まれていたオホクニを助け出します。これを古事記では
“拆其木而取活<ソノキヲ サキテ トリイカシツ>”
「活」と云う字を使って<イカス>と読ましております。私は昨日、これに付いて「オホクニは木に挟まれて死んだわけではない。」と書いたのですが、私の見た本は、すべて「殺された」と説明があります。それは“拷殺”と云う文字から妥当な解釈だと思うのですが。でも、そんなにオホクニは無能ではなかったのではないかとおもうのです。最初の焼け石に撃たれ殺された経験もあると思います。そのような時、何の備えもない無防備の状態で、そのような危険いっぱいの存在しそうな場所に兄たちの計画にまんまと乗って入りこむなんて事は決してしなかったのではと思えたのです。そんなお人よしでは再生したオホクニは無かったのではと思えるのです。
話は又横道ですが 昨日の報道から、あの北朝鮮のミサイル問題で、防衛省は、緊急に、迎撃用のミサイルを高知県などの通過県に設置したと報道されていますが。誰だって、もしもの場合に備えて防御の態勢は整えるのが当たり前です。オホクニだって例外ではない筈ですが????。これに対して、宣長は
“活<イカシテ>”
に付いて、
「此の度も前の如く、活(いか)す方術(わざ)ありけむを、其は伝へざりしなるべし。」
と、死んでしまったのを、再び、再生させるその方術は伝わってはいないが、何らかの方法で再生させたと説明があります。私の解釈のような「オホクニは死んではいない。防御策をちゃんと講じていた。」何んて珍妙なる説明をしている人は無いのですが。どうでしょうかね????それにしても北朝鮮と云う国は、面白いという以前の、誠に「ヘンテコリン」な、お国にですね。?????どうなりましょうや?トランプの対応策は如何に。