― 歌・種・記・文 ― (うたたね きぶん)

日々の中で感じたことを書き留めた自分のための雑記帳。
記憶を鮮明にさせてくれる画像や思いが大事な宝物になっています。

こんなに気持ちよかったのね!

2019-12-06 | ロック・ユキ丸・チャチャ丸 話
   ここに越 して来てよかったと思うことの中に、今までの家では実現 してやれなかった
   外の空間を作ってやること が 実行できるようになった ということがあります。

       "猫エイズ"の問題もあって、飼っている猫たちを自由に外に出 してやれない時代に
       なって しまっています。  ご多分に漏れず、我が家の破壊魔ちゃんたちも 常に外出
       禁止!  人間 じゃないから あまり考えないと思う けれど、いわゆる 監禁状態 とい
       う ことになってしまって、外は眺めているだけのもの になっていました。 (それも 愛
       情ゆえのことなんですけどね。)
         野良猫ちゃん達が 餌をもらいに来ても 網戸越 し。
         虫たちが 網戸に止まっての大騒ぎも 触れられない もどかしさ。
       暇なことも多い彼らに 少しでも興味を与えてやりたくて
         ノラちゃん達の待機所 を 作りました。
         蝶などが来てくれるよう お花を植えました。
         風による揺らぎや 木漏れ日や 雨の当たる音 などを楽 しんでほしくて
         大きな葉っぱを茂らせました。
         晩秋から初春までは 裏庭の木に 「小鳥さんのためのレストラン」 を開いて
         やってくる小鳥さんの観察? にいそしめるよう にも していました。
       捨てられた3匹の子猫を保護 し、自分なりには努力も してきたつもりだけれど、もっ
       と自由には生きられたのかもしれないと思うと "自由を奪っている" という 後ろめた
       いような感情を 払拭するまでには至りませんでした。  だから 今の住居を選ぶ時、
       出窓 と共に ベランダ には 思い入れがありました。
 

   引っ越 して来た時、破壊魔ちゃん達が 出入り しやすいことを 一番に考えたら、狭い ベランダ
   に サンダルのような物は置きたくないな と思いました。 また、外の気分を 味わわせてあげる
   ためには どうすればいいか ということから、外っぽい演出 にすること、 また 私が裸足でも 出
   られること などを考慮 して 人工芝 を敷きました。


窓を開 けてあるから、出入り自由。  外でも 窓際の5段ベッドでも 陽射 しが 心地いいなぁ!

   人工芝 は 夏の暑さ対策 にも なりました。
   紫外線予防 と 陽射し除けのために張った ウインドオーニング は 怖がりな3匹を 外部から守
   ってくれる 目隠 しの役目 も して く れました。

ベランダで豆苗を再生していたら 破壊魔ちゃん達が食べだ したので 今では ほぼ 3匹用。
    「新鮮で美味 しいサラダが いつでも食べ放題なんてね~!」      「贅沢で しょ!?」

   少し寒くなり始めた頃 には 人工芝 の上 に 組み立て家具に入っていた 薄い発泡スチロール
   を敷き、寒い日が増えてきてからは それを 断熱材 に変えて しっかりと 冷え対策。  これは
   同時に 雨の降った後、濡れた 人工芝 で 体が湿らないためにも 効果的 となっています。

敷いたり 外 したりが簡単!  雨の日のほか 夜には外すよう に しています。

   ここで 一番長い時間を過ごしているのが ユキ丸 くん。
   彼の頭の中では "外から見られにくい" ということが "怖くない" ということに繋がるようで、の
   んびり ゆったり この場所で過ごしているんです。 今では ゴミ収集車 や 工事の音 も 大丈夫
   になりました。  ただし、宅急便など 誰かが我が家に訪ねて来た場合については いまだに全
   員ダメ なようです。



「ここ、適度な陽射 し や 外の空気、風も感 じられて 凄く気持ちが いいんだよ。」

   あんまり気持ちが良さそうなので、ユキ に顔を近づけて触りながら、その位置から空のほうを
   見上げてみました。  すると、寝っ転がってみたい衝動 が生まれてきて、ユキ の隣に あおむ
   けになりました。  初めは 軽く上を見る感 じだったのに 気持ちのいいこと!  だんだん全身
   を伸ばして 完全に伸びた状態になってみたら 解放感がたまらない!
        「あ~、こんなに気持ちがよかったのねぇ!」  けっこう 感動もの で した。
   今は 公園に行っても なかなか 寝っ転がる なんてところまではいかないから 癖になりそうなほ
   どの快感 を 味わってしまった気が しました。


「わーっ こんなに気持ちいいんだね~!」  「こんな風に空を見上げることってなかったな~!」

   この解放感を味わいに ロックチャチャ も 好きな時にやって来て 勝手に 出たり入ったり!

「風は強くない?」 とか 「寒くない?」 って聞 いてるのかな?

男ふたりが並んで 日光浴。





性格が出ている ふたりです。

「何か?   あ、見てたの?」

「気持ちがいい時は 全身で気持ちよさを表現 したくなるもので しょ?」


時には小鳥さんたちの声を聞き、頭上を飛ぶ姿を目撃 し、
時には 飛んで来た虫さんを必死で追いかける。
前の家で心配だった やぶ蚊 も ここにはいないので安心。
この場所は 破壊魔ちゃんたちの 癒 しであり 憩いの場です。

 
ベランダで寝転ぶなんて考えてもいないことだったけれど
その気持ちよさは 格別なものでした。
人に見られにくいという安心感と解放感が大きいのかもね!


                                     お読みいただきましてありがとうございます。
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