高校生から見た企業へのメッセージです。
今回も鹿児島大学が9月に実施した、「サイエンスパートナーシッププロジェクト事業」に参加した鹿児島情報高校の学生さん達です。
○プレップ科1年 菅野 沙彩
私は今回のIT事業の将来についての講演を聞いて、鹿児島の技術が遅れていることを知った。鹿児島はどちらかといえば畜産方面に力を入れているため工業系はあまり目立たない。そのため小・中・高と農業に関してはよく話を聞くが、工業系のものはほとんど聞かない。しかし、東京都や愛知県をはじめとする各県では出前講義などが行われていて、そのためか技術のレベルが高いそうだ。この鹿児島という自然豊かな県に住んでいるからこそ、農業関係だけでなく工業系にも関心を持たなければならないと私は思う。また、これから企業は世界規模で活動していく。従って私達は世界に通用する技術を身につけなければならないということになる。けれど、現在の鹿児島にはより高い技術を身につけようという意欲のある高校生は少ない気がする。なので、これからは出前講義や工場見学を小・中学生の時にも行う方が良いと思う。私が小学生の時は多少の工場見学はあったが、中学生では全くなくなった。そのため、今まで私の企業関係に関するものの関心は低かった。しかし、今回鹿児島が他県よりも遅れていることを聞き、これではいけないと思った。私もこれからは将来の自分のためにも企業に関心を持ち、これからの環境問題のためにも工業のことを考えていきたい。また、自分で考えるだけではなく他の人々へもこのことを伝えていきたいと思った。
○プレップ科1年 窪田 真伍
将来は絶対に、県外に出て働きたいと思っていました。東京や愛知など、日本の中心となっている県に行きたいと思っていました。しかし講演を受け、それが少し変わり「鹿児島でもいいかな」と思うようになりました。講演者の方も鹿児島には今、たくさんの会社があり、昔と比べ活気があり景気も良いので、自分の生まれた故郷で、故郷のために働くこともいいのではないかと言われていた。講演者の方はIT企業をしている人だったが、働くといっても色々なジャンルがあるので、自分のしてみたいことを見つけることが大切です。また最近の学生は勉強量が本当に少なくなっているとも言っていた。自分の就きたい職を広げるためにも、今、勉強を頑張らなくてはならないとだめだと言っていました。他校の生徒とも一緒になって実験やグループを作り、意見を出し合うことで、こういう考え方もあるのかとか、まったく知らない人とコミュニケーションを取ることの大変さや、協力しあうことの大切さなどが分かり、いい体験をしたと思いました。どんな仕事があるのか、どういったことをしているのかなど、人との交流を含めて、こういった講演はもっとするべきだと思いました。そうすれば、就職とかに興味を持ってくれる人が増えてニートとかは少なくなるのではないかと思いました。
かごしま企業家交流協会
◇ http ://www.kagoshima-kigyouka.com