トヨタ自動車九州が09年3月期の生産計画を30万台割れに引き下げ。
「カーアイランド九州」は正念場に立たされている。
「カーアイランド九州」を引っ張ってきたトヨタ九州の減産が止まらない状況が続いて
いる。
トヨタ自動車九州は09年3月期の生産計画を前期比32%減の29万6千台まで引き下げました。
4年ぶりに30万台を割ることになったそうで、05年の第二製造ラインを増設して初めてのことらしい。
同社は今年の7月以降毎月生産計画を下方修正しているそうで、この計画も12月までの確定値とのこと。来年1月以降は未確定。北米不振に伴う大幅減産がどこまで続くかで、九州経済に与える影響は計り知れない。
トヨタ九州だけではない。
日産自動車も九州工場で生産する主力SUV(多目的スポーツ車)「ムラーノ」の6割減産に踏み切るとの報道がなされている。
それに伴い、派遣社員も100人以上減員計画とか。主力車種の大幅減産の影響は計り知れない。
ダイハツ九州も小型多目的スポーツ車「ビーゴ」の生産台数を期初計画に比べ1万台減産するとの報道。
今、世界的な自動車販売の急減速で「カーアイランド九州」は正念場を迎えていると言っても過言ではない。
大企業の自動車メーカーは、これまでの利益の蓄積で体力があるが、メーカーをこれまで支えてきた2次、3次の部品メーカは大変な状況だと思う。 ぜひ、メーカーは、自分のことで手一杯という考えを捨て、今こそ2次、3次の部品メーカと一体となって、この難局を乗り切る体制を構築していただきたい。
かごしま企業家交流協会
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