「トヨタ自動車が5月に増産へ」の報道
不況脱出の先駆けになりうるか?
本日の新聞報道によるとトヨタ自動車は5月に増産の方針を固めたとの報道である。
これは、5月の国内生産台数を、2月~4月の月平均台数に比べ約三割多い20万台規模に引き上げる方針を固めたとのことである。 トヨタは、これまで世界販売の縮小幅を大きく上回る減産を続けており、4月までに在庫を適正水準に圧縮できると判断したようだ。 5月の生産計画は近く取引先の部品メーカーなどに提示するとのこと。
これまで各工場のラインの休止を2,3月で11日間、4月も3日間程度設定することで調整を進めてきている。
今回の報道が実施されるのであれば、少し光明が見えてくるかもしれない。今のところ他メーカーが追随する様子はないようだ。
ただトヨタ自体も、5月の生産計画は前年同月に比べれば4割少ない水準だそうだ。 まだまだ、今後の世界の景気の動向次第では、トヨタの今回の増産もどうなるか、見直される可能性もあるが、それでも少し展望が開けるのかとの期待が持てる情報である。
部品メーカーの方々への光明になるよう祈ってやまない。
かごしま企業家交流協会
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