東海地区の会員企業が来所されました。
自動車メーカ等の最近の様子を聞きました。
当協会の会員で東海地区で車関連企業を経営されている方が来所されました。現在開発中の仕事に目処を付けられ、今後の鹿児島での生産方針等を鹿児島市等に説明されるための来鹿とのこと。
いろいろ最近の車産業を巡るお話を伺いました。
・トヨタ系列の部品製造業は6次あるいは7次の納入業者がいる。
・ホンダ系列は4次の納入業者まで。
・最近納品価格をトヨタは3割、ホンダは2割削減をしてもらいたいとの意向を伝えてきた。末端の納入業者は大変厳しい状況だ。
・この経済危機は、6月には更なる余震が起きる。その時に耐えられるかだ。
大変な厳しい状況のようである。仕事量も5月生産レベルでも昨年比6割との報道がなされているのに、納入価格2~3割削減とは、本当に厳しいコスト削減だ。メーカーによる納入業者いじめの感じがしないでもないが、そこまで状況は逼迫しているのだろう。倒産する納入業者が増えるのではないかと懸念される。
今まで以上の我慢我慢の状況が続くのか。逆に耐えられるかの根比べの様相を呈しているようだ。新聞報道等では、在庫調整が進んだ。株価が上昇してきた。円が100円台に乗ってきた等など、明るさの気配も報道されているが。
弱感景気底打ちの雰囲気もあるようだけど、まだまだ実体経済は厳しい状況が当面続くとの見通しの方が正しい判断ではないだろうか。
今後も一時も油断のできない状況が続くと思われる。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/