会員市町村の課長会議を開催しました。
深刻な雇用情勢を背景に真剣な誘致策の意見交換でした。
今日の鹿児島の地元紙の社説に08年度の鹿児島県の企業立地件数は、昨年度のほぼ半減の17社だったと掲載されました。
過去10年で最低水準まで落ち込んだ背景は、もちろん昨年秋以降の「百年に一度」の世界的な不況によるものだと思います。
昨年から今年にかけて新聞に「パイオニアの工場撤退」で大々的に掲載された出水市の企業担当をはじめ、参加市町村の皆さん方からは、管内企業の派遣職員の雇用問題や工場一時帰休など、非常に厳しい事例等が報告され、真剣な意見交換がなされました。
今後は、一市町村の枠を超え、「チーム鹿児島」として、一体的な企業誘致展開を図れないかとの提案まで出されました。
この提案を受け、私は、これまでの関西・東海での企業誘致に関わった経験から、
・今後、お互いの市町村の誘致情報を出来るだけ提供し合い、連携していく方策を 考える。
・あるいは、鹿児島大学や地域の教育機関、地元企業等をも、巻き込み、地域総合 力での企業誘致を試みる方策を考える。
・誘致用のパンフレットを単なる案内情報掲載のパンフではなく、それに加えて、具 体的に進出した場合の経費、人材、資金、進出企業の具体的なメリットなど、出来 るだけ具体的な提案書型の企業誘致策を検討していく。
などの提案をしました。
今日の意見交換を受け、今後、市町村の方々が企業誘致に向けた具体策づくりなど、積極的な取り組みが期待されます。出来るだけ、当協会としても、このような厳しい景況の中ではありますが、市町村の皆様方と連携し、一体となって取り組に協力をしていきたいと思います。
真剣な意見交換でした。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/