トヨタ自動車が世界生産台数を15万台上積みし、09年595万台に。
また、トヨタは9月もプリウス好調で1~2日の休日出勤を行う。
トヨタ自動車は、昨日09年の生産計画の上積みを主要部品メーカーに提示したとの記事が出ました。これまで、トヨタ本体で580万台としていた世界生産台数を595万台に上方修正したものである。
トヨタは、各国政府の環境対応車優遇による後押しもあり、世界販売台数は当初計画を上回る状況にあり、生産面では昨年末から在庫調整を加速した影響で車両在庫に不足感も出ているとのこと。
トヨタは公表している販売・生産計画に加え、取引部品メーカーに対しては今後の生産見通しが立てやすいように別途計画を提示しているとのことだが、18日に示された09年の販売計画は、今後の市場の下振れ懸念も織り込んで従来の650万台を653万台とするにとどめているが、今後さらに上積みの可能性があるようだ。
トヨタ本体の08年の世界生産台数は821万台だから、今年は昨年の約72%、世界販売台数は799万台だったので、今年は昨年の81%強になる。
また、トヨタ自動車は、9月に子会社を含む一部の工場で1~2日の休日出勤を設けるとのこと。7月に続く措置で、ハイブリッド車「プリウス」を生産する堤工場(愛知県豊田市)などが対象で、プリウスは受注が累計25万台を超えるなど好調に推移しており、残業に加えて休日操業で対応するものとのこと。
子会社であるトヨタ車体の2つの工場でも1~2日の休日出勤日を設定する方針とのこと。この状態が今後も続き、部品調達を行う、3次、4次の部品工場に早くその効果が波及することを期待している。
かごしま企業家交流協会
◇ http:// www.kagoshima-kigyouka.com/